前も書いたことがあるけど、妹がミュンヘンに住んでいた1998年に、妹の所に3ヶ月転がり込み、ヨーロッパをあちこち旅した。
私のシンクロやバッタリは当時からで、旅に出る直前に見たドキュメンタリーで初めて存在を知った外尾さんが、工事中のサグラダファミリアの内部にいて、立ち入り禁止だったのに、吸い込まれるように入って行った。
フランス人のルックと共に訪ねた日本人の素っ頓狂な私を、外尾さんは温かく迎えてくださった。※ロングを自分で切ったひどい髪型(笑)
印象的だったのは、「ここは本当は入ってきてはいけない場所だけど、礼儀正しいのは良い」みたいに言ってくれたこと。
飛び上がって喜ぶ私に、外尾さんはお土産までくださった。
昨夜、妹に送った当時の写真や、旅のスケッチを、せっかくだから投稿します。
写真よりも、スケッチの方が場面を思い出せるのが不思議。
ついでに、バルセロナの立ち飲み屋での風景スケッチも。
あの時、巨大な建造物と同時に、細部の装飾まで凝っていたガウディのいろいろを見て回り(グエル公園、カサミラなど)、私もこういう何かを創造したいと思った。
美しいとか、素晴らしいより、ヘンテコで良かった。
帰国3日目に、初めての小説(のちの『チョコレート色のほおずき』)が最終選考に残った、という電話が、講談社の『群像』編集長から入ったこともセットの思い出。
外尾さんに連絡したいなー、と思っていたけど、時代は変化し、インターネットのおかげで、今ならできそうだね