Love the Moment

日原いずみ

村上春樹『風の歌を聴け』

【6月4日 夜】

神戸に行ってきたら(と言っても次男の大学とアパートの周辺だけ)、村上春樹が読みたくなった。
京都で生まれて、西宮、芦屋で育ち、神戸高校から早稲田大学
神戸は坂の街。地形や風景がおもしろくて、村上春樹が迷宮みたいな物語づくりをするわけがちょっとわかったような。
 旅エッセイ(ヨーロッパ暮らし)の代表作的な「遠い太鼓」も大好きで(元はミュンヘン時代の妹のアパートで読んでいた妹だったか妹の会社の本)、あの中に出てくるギリシャの「カヴァラ」に、本の影響もあり、一人で行った。テッサロニキ空港からバスで3時間(笑)
村上春樹のエッセイで、神戸が出てくるものをご存知の方、良かったら教えてください。
ちなみに私の一冊目の「チョコレート色のほおずき」は、村上春樹村上龍と同じ、講談社の「群像」新人文学賞で最終選考まで残ったけど(1,700作のうちの5作)、審査を待つ間に、この「風の歌を聴け」と「限りなく透明に近いブルー」を読み返して、「無理無理、この2冊には並んでない‼️」と思ったら、やはり「該当作なし」という結果でした。
その4年後に加筆修正し、別の出版社から出しました(思い出)。