☆自分のための記録
(載せきれなかったおこぼれ写真、すでに載せた写真、心の記録など)
今よりも何年後かにとっても良い思い出(記録しておいてよかった!)になるので。
☆私は、簡単に吐き出せることはSNSに書いてまとめているけれど、深い体験や自分自身の気持ちを、時間をかけて見つめ直したい時に小説にしている。考察していく作業そのものが好き。書きながら着地点を見つけていきたい。
今回のこれは、小説にしたい気持ちもあり、つまりはそのための資料でもある。
☆主要写真や記事はすでにUPしてあります。
☆非常に長いので読みたい人だけ読んでください。
カイルに泊まってもらった2階奥の客間(到着前の撮影)。
家族でよく出かけていた保養所の和室をイメージしての(夫の自己満足の)引き戸。
*この部屋はたまにお客様が一泊する程度なので15年建っているのにカーテンがレースカーテンしかないままだったんだけど、今回はカイルが1週間だから、長男の部屋のカーテンを仮につけました(短い!)。
【6月6日 木(カイル初日)】
最終片付け
夕食&翌日の弁当用おかずの買い物
夕食用のご飯のセット、味噌汁、チキンカツの準備、テーブルの準備
東京→豊橋 16時20分頃 カイル高校に到着 長男とともに学校周辺で待っていてもらう。
17時 次男の修学旅行のお迎え(混雑を避けて早めに豊橋駅)
バスケ部男子くん2人自宅までお送り。
18時 カイルと長男のお迎え、長男の指示でアピタへ。
服を見ているカイル、ついてきた陸上部男女、試着室から出てきたカイルと初対面☆
亀Tシャツを2枚買って家へ・・・
夫すでに帰宅、夕食みんなで、次男お疲れ(笑)、カイルが家族にお土産をくれる。
この他に夫にネクタイや私にハンカチや、このタオルは、我が家の名字と話してくれたけど、カイルのKでもあるなあ。
和やかな食卓、コーラよりお水を選択。
【6月7日(金)】朝食 ご飯、味噌汁、ベーコンエッグ、パンやシリアルもあるよ、と言いつつ、和食を選択。
お弁当、長男がから揚げ弁当作る、私が昆布のおにぎり。
学校へ送る。
<次男、修学旅行明けで学校休み。午前中、長男とカイル用の京都往復新幹線切符(9900円とお値打ち・・・学校の先生が教えてくれた広告を持って)を買いに名鉄観光へ。精文館本店へ行きたい次男とお友達も一緒に。大雨!>
カイル&長男、部活等楽しみ、18時にピックアップし、ウェルカムパーティーの行われる市役所の15階コスタリカへ。
カイルのみ参加。校長先生と実のあるお話。
長男と私は雨上がりの緑いっぱいの豊橋公園を散歩。
先生から連絡いただきお店にお迎え。教頭ともお話。
カイルはビュッフェをいただき、長男はお腹が空き(笑)、コンビニでサンドイッチを買って、ふだん家庭教師をしているI家へ・・・
I家のお子さんたちに向けてのカイルの英語のレッスン!
終了後、ラーメン「つぼみ」の予定がお腹がいっぱいで家へ・・・
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夜中、夫が食あたりで(義母から夫が直接もらってきたお土産のしらす干しが古くなっていて、夫だけが食して夫だけがダウン。オイオイの展開で(気の毒な状態ではあるけど、なんで今??と腹が立った)私まで熟睡できず)
【6月8日(土)】
5時半に起きて次男の弁当作り(豊川高校でのバスケの大会に参加) 次男を送り出す。
6時半過ぎ、長男&カイルの朝食 簡単にシリアルで・・・
7時25分の新幹線で二人は京都へ(豊橋駅まで送り)。
豊橋駅でも目立っていた二人だけど、京都でもさらに目立っていた様子(笑)
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食器洗いや洗濯などの家事を済ませ、10時20分 某社長のお迎えで一緒に「海の見える空気がうまい家」でのベントレー試乗会に参加。
ベントレーに乗せてもらったり、空気がうまい家でくつろいだり、ランチに出かけたり、お客様のお相手をしつつ、16時くらいまでゆったり過ごす(眠かったけど楽しかった)。
超高級車に乗せてもらった後は現実の家に戻り、大会から帰ってきた次男に夕食を作り(長男たち京都、夫は柔道の練習~飲み会)、19時~のクラブチームの練習へ送る。
予定より早く京都を出発した長男から市電に乗って夜店に寄るとLINE(市電も夜店も豊橋名物として)。
次男のバスケのお迎え(21時10分)に行った後、次男を家に送り、22時、長男とカイルのお迎え(豊橋駅の近くのコンビニで待機)。
夜店帰りのガラの悪いお兄さんやらバイクやらもいて、ちょっと恐かった(ふだんはスルーでも、大事なカイルを預かっていると)。
この日はいろいろ詰め詰めでたいへんだったけど、おもしろかった。
*カイルと長男のことだけではなく、次男(夫)のこと、自分のことが詰まっていたのに、よくこなしきった!という気持ち・・・
【6月9日(日)】
長男の落ち着かなさもかわいそうだったんだけど、このタイミングで日商簿記検定1級の試験。
試験会場の商工会議所に送る(ふだんは自分で行かせるけど、私もハードだけど長男はカイルのために甲斐甲斐しくよくやっていたので負担の軽減)。
試験の後、午後から渥美半島へ行くことになっていたので(次男にも同行するか聞いたが行かないと。次男も修学旅行の疲れ&大会の疲れで大事な休日)、次男の昼食を用意し(好物のアツミのカツ丼、夜は自分で。夫は昼夜自分で。←過去は土日の家族分の料理を作る人だったけど今は一切やらず)、長男のお迎えがてらカイル希望の「アニメイト」(駅ビル地下)やコミック売り場(精文館)へ・・・
<✨カイルと二人で話せたこの時間は貴重で、心と心が触れ合ったと思った。内容はまた別の機会に✨>
長男と連絡がつかずにいたのに、ちょうどいいタイミングで商工会議所1階に出てきた長男をピックアップ(長男とは本当にタイミングが合う)。
途中、田原のモスバーガーのドライブスルーに寄り、カイルの希望はチーズバーガーだったので、「とびきりハンバーグサンド」のチーズを♪
実家の菩提寺にて
~ 実家で両親に紹介のみ (仕事の作業場で菊の作業中の二人なので、雑然とした背景はカット。楽しげな雰囲気を・・)
今までフランス人やインドネシア人を泊めてる両親は海外旅行の経験もありなので(特に父は多く出かけた)、外国人への抵抗が全くない。
母の第一声は「beautiful」だった。その気持ちわかる!
~伊良湖岬(恋路ヶ浜、灯台、灯台茶屋(牡蠣&大あさり)、かわぐち(カキ氷)、伊良湖ビューホテル~日出の石門)~実家。手巻き寿司パーティー!!
結局夕方までめいっぱい伊良湖にいたため、夕食の準備が手伝えず、母がほとんどやってくれた(あさりの押し寿司や、朝採れとうもろこし、あつみ牛まで)。卵焼きは長男が作った。
トイレに入ると、庭のカラーがこんな風に飾ってあった。
洗面所にも庭の紫陽花とどくだみ。
農家でめいっぱい忙しいのに、花がいつも飾ってあり、料理も上手な母にはいつも感心する。
この日、見送られながら、精米を済ませたお米も持たせてくれた。「行動的な息子を持って振り回される私、その私の手に余ることを結局母に助けてもらっているんだよなあ」と実感。おふくろをさらに包むような大袋みたいなイメージ。
帰ってから長男はホームページを調べて検定試験の答え合わせをしていて、それもまた落ち着かなかった!
【6月10日(月)】
日中ようやく私はのんびり。
1日目は直前まで片付けや準備、2日目は修学旅行明けの次男がいて、3日目ベントレー、4日目伊良湖岬だったので・・・
朝夕の高校の登下校も安全のために車での送迎だったので、とにかく、安全に気をつける日々。
カイルというアメリカからの大事な大事なお子さんを預かる責任。
夕食は、長男たちは、仲良し男子たち(7人)と長男のバイト先で割引券を使っての食事。
【6月11日(火)】
家族で食卓を囲める最後の日だよ、ということだったけど、ギリギリまで長男とカイルは豊橋駅周辺に出かけていて、最初は私がお迎えに行く予定だったけど、その日予定していた餃子の調理と焼きを考えると難しいと思ったので、二人にバスで帰ってきてもらうことにした。
夜7時に帰ってきて、8時には友達とのビリヤードの約束だったため、せっかくの家族での夕食なのに大慌て。
ということもあって、焦がしてしまった残念な餃子。
炊き込みご飯はお焦げがわざとだけど、餃子はごめんね、とお出しし、焦げたのはほとんど長男が食べた(各人ごと焼いてる)。
後日の餃子。
せめてこのくらいを食べてもらいたかったなあ~という気持ち。
【6月12日 水(最後の夜)】
陸上部の後輩ちゃんたちが来てのタコ焼きパーティー☆
タコ1匹と、タコが苦手な子のためにヤマサのちくわを用意。
(その日カイルは、学校でヤマサの「ちくわ作り体験」だった)
*ヤマサのちくわを見せたいから買っておいてと長男に言われて準備したのに(ヤマサの製品はすべてのスーパーにあるわけじゃないのでわざわざ行ったのに)、結局は開封せず!
夫と私と次男の分も持ってきてね、と伝えてあったタコ焼き。
これが美味しかった!!!
陸上部の子たちがカレーをおかわりしてくれてうれしかった。
途中雨が激しく降ってしまい、自転車の3人が帰れず、雨がやむのを待ったり、女の子のお母さんが車でお迎えに来てくれたり・・・(「お母さんもカイルとハグしりん」「なんで?」ぐるぐるww)
高校生は、だいぶ自立しているけれど、それでも、車の運転だとか、最終的にはまだまだ親の世話にならなくてはならず、それが子どもの側ももどかしいだろうけれど、親の側もなかなかたいへん。
長男には、結果的に女の子を遅く帰すような遊び方はするなと軽く説教。
とはいえ、カイルの滞在期間、密に関わってもらった陸上部の子たちにも思い出深い時間になった様子。
お別れを見ていて私も泣けた。
みんなが帰った後、改めて家族の時間。
夫がカイルに花札をプレゼントし、
(ちゃわんのことなど、しんみりした感動はこちらに記録)
夫とカイルで記念写真、
そのあと、次男とカイルも記念写真。
修学旅行の帰りとカイルの訪問~滞在が重なって、あとで聞くと、次男は数日疲れていたようで、今回はほとんど会話をしなかった。
明らかにあからさまに快活タイプの長男がカイルと話しまくっていたし、その長男の前で英語を話すことに抵抗がある次男の気持ちもわかる。
3年前くらいは、お隣に来たドイツ人と英語を楽しそうに話していたけど、いろいろなタイミング的に難しかったと思う。
なので、最後、写真を撮るときに、次男がニカっと笑ったことが意外だったし、うれしかった(この写真だと表情がこわばってもいるけど)。
カイルは反抗期の次男の気持ちもよくわかってくれて、無理に話しかけたりしなかったし、再会を楽しみにしたいと思う。
【6月13日 木 出発の日】
あっという間の1週間。
朝は朝で、とにかく、時間に間に合うように(豊橋駅に8時20分頃の集合)、ご飯を食べてもらい、荷物を降ろして運んで・・・
別れを惜しむよりも、確実にお送りすることに集中していた。
駅にて。
足元の世界の都市の方角で、姉妹都市のトリードもあるので盛り上がっていたけど、私はこの数日前に、地図に詳しい人の「豊橋のこの地図はデタラメ!」みたいなのを読んでいたので(全国の駅の案内地図は間違いだらけらしい)、ビミョ~な心境だった(笑)
ホームに移動後、うなだれ気味のみんな。みんな泣いていた。
カイルのこのメガネはダテ眼鏡なんだよね~
どこかでひょいと買って、学校にもして行ってたし、前夜、これをしたまま片付けをしていたのもおもしろかった。
私にもかけてくれて、ドラゴンボール好きのカイルに、アラレちゃんみたい、って話して通じた(笑)
日本のアニメのパワー(とりわけ鳥山明すげー)、スマホを使うおかげで、瞬時に写真などでわかり合えるコミュニケーション、世界はずいぶん近くなった!
左淵の男性は、引率のトリード在住の日本人の先生。
涙涙のお別れ・・・
東京へ出発。
あ~あ、行っちゃった・・・(私&みんなの声)
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安全に送り届けるまでが任務で、私も気を張っていて、カイルの滞在中は、長男がカイルを独占する勢いで話していて(家庭によってはみんな英語で困っていたので、ものすごく助かったけれど)長男任せにした面もあった分だけ、去ってから、もっと話せばよかったとか、もっとお顔を見ておけばよかったなど寂しい。
ペットロスに似ているのは、今まで家にいた子がいなくなってしまうこと。
私たち家族の日常につかの間来てくれた金髪のカイル、言葉がうまく通じなくても、笑顔や思いやりで心を交わせた分だけ、独特の愛しさがある。
大人の友達とは違い、成長の途中、これからも成長や変化していく子ども。
子どもと大人、かわいらしさとあどけなさ、かっこよさと頼もしさ、それらが混ぜこぜの18歳(5月1日生まれ)。
カイルに思うことは客観的に息子に思うことでもあり・・・
今まで味わったことのない感情がまだ続いている。
ホームステイって深いなあと思った。
カイルが来る前に飾った、前日かおりちゃんの家でもらった紫陽花。
滞在の間きれいに咲いてくれていて、去ったあと、残った一本。
去年の3月に長男がアメリカに行った時のカイルとの写真。
以下、先に書いてあった分で、上記と重複する心模様あります(記録しておきたいので、敢えて統一せず)。
16歳から車に乗れる州で、長男はカイルの運転で送り迎えしてもらい、写真の印象だと、かっこいい、トガった感じの子かと思っていたけど、実際にはやわらかくてやさしい子で、でもかっこいい時もあって、なんだか不思議な存在だった。
長男の部屋で二人でソファに座り、ドラゴンボールを見ていたり(ちなみに、テレビもソファも長男が自分のバイト代で買ったもの)、二人セットのその姿がとてもかわいくて、滞在中二人で一緒にいる様子は、日米の大型犬みたいで(長男は英語がかなり聴き取れて話すこともできたけど、それでも、お互い言葉が完全に通じ合う感じじゃないのもどちらかがペットみたいで。カイルのアメリカのおうちに大型犬が2頭いるイメージもある)、ほほえましかった(ゆえにペットロスっぽい)。
高校に行く時は、カイルは私服でいいのに日本の制服を好み(長男も準備していて)、体操服も喜んで着ていて、一着は長男がプレゼントした。
金髪の男の子が白と黒の制服を着る姿は、イギリスだと制服の学校もあるので、白人の男の子の風格を感じたけど、「豊商」と入った体操服姿はおもしろくて、、、すべてが楽しかった。funnyだった。
長男もカイルもまだまだ成長途上で、少年から大人の男へ変化する時。
その瑞々しさも今しかないわけで、とにかくかわいかった。もっと見ていたかった。
ふだんは柔軟剤の人工的な香りが大嫌いなのに、カイルがアメリカからまとってきた洗剤なのか柔軟剤なのか香水なのかわからない香りが家から消えていくのが悲しかった。
(長男もアメリカから戻ってきて、しばらくたった頃にふと何かにアメリカの香りが残っていて、懐かしがって涙ぐんでいた)
アメリカ派遣に行かせるとか、ホームステイを受け入れるとかは、生活に余裕のある裕福な家庭のイメージを持たれたりするけど、過去にも何度も書いてる通り、長男は派遣費用の20万円を自分で賄ったし、今回のカイルの京都への往復の切符や京都でかかったお金(拝観料やら食費やら)も長男がカイルを想って貯めてきたバイト代から払っている。
その他の費用は私が出しているけれど(夫は一銭も出してない。・・・まあこれは、大学資金を貯めてくれてるので良しと思っている)、長男は、検定試験とも重なる中でよくやったと思う。
私も、20代の頃は、外国にとても興味があった。英語がうまくなりたいとも思ったし、留学にも憧れた(病気で断念)。
いろいろを模索して自分なりの道ができた今は、かつてのような海外への熱はないけれど、今回、カイルと触れ合って、カイルをきっかけに今も英語を調べたり、アメリカについて調べたりして、独身時代とは違う見方でいろいろを感じることができ、46歳での初めての気持ちなどをうれしく思っているし、しばらく考察したい。
世界は広いなあ~ 地球上にはいろんな人がいるなあ~とワクワク思っていた20代から、時を経て、世界は広かろうとも自分の目の前の狭い世界が最も重要でたいへんで、それどころか自分自身が生き延びることに必死な今だけど、世界の中に、具体的に意識できる「もう一つの時間」をカイルを通して持てるようになった。
長男が高校生でアメリカに行き(中国も)、「もう一つの時間」を意識しながら生活できるようになったことを喜ばしく思っていたけれど(日本に埋没せず、常に同時に世界を意識できるような視点は大事)、私も遅ればせながら今そんな気持ち。
記録としてはカイルの滞在期間の振り返りだけど、私の新たな気持ちはまだまだ続きます。
すでに投稿してある写真だけど、鍵を忘れていったカイルに国際郵便を発送する時に、長男が入れていたお手紙(走り書き)。
最後の一文がまさに表していると思う。
始まりは、カイルが、「日本人男子のホームステイの受け入れをしたい」とトリードで申し出てくれたこと。お父さんのロバート&フィアンセのヘザーがそれを受け入れてくれたこと。
昨年高校から出向いた中に男子が長男だけだったこともあり、カイルの家にお世話になることができた。
縁って不思議。
縁ってありがたい。
長男の冒険心や巡りあわせのおかげ。
神様、みなさま、カイルに出会わせてくれてありがとう。