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日原いずみ

次男、高校合格🌸🌸🌸

 

晴れやかな今日、次男の県立高校の合格発表でした。

 

結果は無事、第一志望校に合格!!

 

ホッとしました。

 

県外の読者さんや、お子さんの受験の参考にしたい地元のお母さんたちも多いので説明すると、愛知県は複合選抜入試という制度で、第一志望高と第二志望高の受験ができます(単独でもOK)。
*二校受験については、見直しの声も出ているので、今後変化する可能性あり。

ちなみに私自身の時は一校受験で、学校群制度の最後の年で、その時もややこしかった。


内申が45点満点(5点×9教科)で、当日点が110点、内申点は2倍され、当日点については、高校ごとに、当落線上の子たちの評価の仕方が異なり、例えば、進学校(入学後に大学進学を目指す生徒が多い高校は、ザックリ言えば内申点の高い子よりも、大学入試に適した実力のある子を優先するため)は、当日点が1.5倍される。

内申と当日点の評価が、1対1の高校も多数(基礎点数における内申×2はみんな同じ)。

(この辺りについては、4月以降に受験に関する講座をやろうと思っているのでその時に詳しく話します。とにかくややこしいし、賛否あると思うけど、現状これに従う形)

 

うちは長男も次男も実力はあるけど内申が高くないというか、内申のために特別がんばろうという気がなくて(笑)、次男は自分より成績が低い子(テストの順位など彼の思う成績の印象)が自分の内申より高かったりすることへの不満をよく口にしていた。

 

制度だから仕方ないけど、内申は2倍されちゃうので、男子でも女子でも内申が取りにくいタイプのお子さんは不利にもなる。逆に、実力はそんなになくても、コツコツとがんばって内申を着実に積み重ねられるタイプの子は当日点のための助けとなる、そういう仕組み。

 

次男は、Aグループの時は高得点で、Bグループの方が少し下がり(第一希望はBグループ)、とはいえ、Bグループの問題の方が難易度が高くて平均点も下がっている様子で(ネットや塾の先生たちの評価)、ネットで見る感じでは志望校のボーダーラインの点数よりはしっかり上回っていたので大丈夫とは思いつつも心配でした。

 

 高校に車で送り、私は脇道に停めた車で待機していたけど、合格発表を見て戻ってきた次男の表情からはどちらともわからず、ドキドキしたけど、ぼそっと「受かった」と言って乗り込んできてホッとしました。

 

うちは長男も次男も、絶対に行きたいという高校がないところもあり、両方とも「やったーー!!」という感じじゃなくて素っ気ないけど、それがいいなあと思う。

高校はゴールじゃないからね。

高校や大学で燃え尽きてしまう子も少なくないので、人生の中で本気で目指したいものを見つけたり、本気でやったー!!ってなってほしい。

 

結果がどうであれ、買う約束になっていた次男が好きなベルカントのケーキ。
 

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私が食べた分(笑)

 

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朝見ていたバスケの市内大会で優勝した時の動画のスクリーンショット

親たちに挨拶に来た後の後ろ姿。

 

 

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右のバスケットゴールへのボールは次男がひょいと投げたもので、無事にシュートが決まった(笑)

背番号4番くんはキャプテン、肩に手を回しているのは次男とずっと登下校も一緒だった仲良しくん。

真ん中より少し左の、横向きの長身くんは、次男と幼稚園が一緒で中2の時に転校してきたYくん。

この瞬間の中に思い出が詰まっている・・・

 

この夏から8ヶ月。短い間に、なんだか大きな変化だなあと思った。

 

夏休みの時点では、次男は志望校への合格が微妙だったと思う。

内申も安心できないし、実力テストで国語の点数が悪く、国語への苦手意識が強かった。

塾に行ったことがなかったけど、今は私たちの時代と思うと、塾に行っている子たちが大半で、うちの中学の場合、上位30名くらいで塾に行ってないのは次男くらいだったと思う。

塾に頼らずにそこそこの成績をとってきた次男は立派だったけど、合格を確実にするためには塾を利用した方がいいと思った。

 

以下、ふだんからご要望も多いので、塾選びについて具体的に書きます。

 

うちは、次男が部活が終わるまでは塾に行きたがらず、夏の大会も、ありがたいことに県大会まで進んだので終了が読めず(彼らの夏が長く続いてほしいと願っていた)、豊橋でメジャーないくつかの塾の夏期講習は7月23日くらいから始まったため、まずは、県大会(8月2か3)後から始まる、ある塾の夏期講習に参加した。値段がお手頃なのもポイントだったけど、結果としては次男には物足りない内容だった。でも、何も行かないよりは塾というものへの体験としてはいいかな、と思った。

 

その後、この地域で言うのなら、河合塾佐鳴予備校などのレギュラー参加も考えたけど(週に2回とか)、初期費用や月謝が高いこともあり、とりあえず、チラシなどから次男が自分から興味を持った河合塾の「高校進学倶楽部」というパッケージみたいなコースに参加することを決めた。

これは、少人数でのテストゼミ形式で、お弁当を持っての一日参加で、5教科のテストをやり、その後解説があるもの。

スケジュールはこんな感じだった。

 

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私はやはり、人が大事だと思うけれど、河合塾で担当してくれたSさんという女性が、まだバスケに夢中だったころから次男を尊重してくれてありがたかった。

このパッケージは、追加で補習みたいなものも何度もあったので、値段の割にかなりお得だったと思う(値段は講座で話します)。 

 

それに加えて、当時の弱点だった国語の強化のために、国語に力を入れている塾を探しました。

 

こちらは、個別指導塾の「とよはし練成塾」というところで、お友達の息子さんが通っていることから知り、HPを見ると、国語の集団授業などを行っていたため、国語を大事にしている様子がわかったのと、体験授業を受けて(別の塾でも受けた)、ふだんから辛口の次男が「わかりやすかった」と言ったことからここに決めました。

 

toyohashi-rensei.com

 

週に一度、過去の入試問題集から先生が選んでくれる国語の問題を解くことを中心にやったけど(80分の個別指導(3対1)方式)、結果的には全体の対策や実力UPにもつながったと思う。

なぜなら、最近の愛知県の高校入試は、文章問題が多かったり、国語以外の社会や理科や数学でもやたら文章が長かったりする。それは大学入試の変革と関係あると思うけど、「思考力」を高めるために、高校入試の文章問題も以前と比べて難解になっている。

なので、国語以外の教科でも、テストの時間内に、まず長い文章を読む力が必要となる。

それには訓練が必要なので、練成塾で国語(読解)力を高め、河合塾の高校進学倶楽部でテスト形式に慣れるのは、高校入試対策としては的を射ていたと思う。

 

とにかく、うちの場合は、小学校や中1から塾に通っている子たちに、半年で対抗しなくちゃと思ったので、短期間で効率よく力をつけられることと、費用も重視。

冬期講習は河合塾は高いので佐鳴にお世話になりました。

 

というわけで、夏休みから4つの塾にお世話になったけど、総額は、この地域の中学生が一番多く通っている佐鳴の半年間(中3生)よりずっと安いです。

(ちなみにうちは夫が塾に賛成しない化石頭なため、塾の費用は私がすべて出しました。決して余裕がある中での選択ではなかったです)

 

塾というのは、わからないと塾任せになっちゃうけど、私はその子その子のふだんからの性格や能力に加え、受験前のタイミングによって必要なものも違ってくると思うので、何より大事なのは本人がやる気を持って通うことで、適した塾選び(合わなければ途中で替えること)は大事だと思う。

 

例えば、高校進学倶楽部はとても気に入っていたけど、河合塾はおおもとが名古屋ということもあり、名古屋の難関私立を受験する子たち向けにもなっていたため、難易度も高く、次男が自信をなくしそうな時もあった。そのため入試が近づく冬期講習は、値段的なことが一番大きかったけど、友達もたくさん通っていてなじみやすい(とはいえ、本人の希望で校区の友達が通っている校舎じゃなく本校を選択)佐鳴を敢えて選んだりもした。

 

と、私が自己満足で書いていて、次男はそこまでありがたがってもないけど(笑)、知らず知らずにテスト慣れ(長い文章にも慣れ)し、実力が上がったのは間違いないと思う。

短期間で、苦手としていた国語が最終的には「5」となり、社会の力も上がり、Bグループの入試では数学が難化したこともあって、得意の数学よりも国社の方が高い点数が取れた。

 

私から言わなくても、練成塾の先生には自分から合格の報告をしたいと言ったので、明日連れて行きます。

 

河合塾のSさんには今日電話でお礼を伝えました。

 

長男は、高校進学の時点では就職希望だったけど、次男はハッキリと大学進学希望なので、私が気を回したり力を注ぐのはここまでという気がしている。

大学入試は本人ががんばらなくちゃならないから・・・

長男の場合は大学に挑戦するとしたらAO入試系しかなかったので、作文の書き方など協力したし、それ以前に、料理人になりたい時は私の知り合いのシェフに会わせたり、そういう協力をした。

 

うちは長男と次男のタイプが違うので、それぞれに合ったサポートをしてきたつもり。

でも、常にうまくいっているわけでも、感謝されているわけでもない。

だけど、客観的には我が家なりの最善に向かっていると思う。
(書ききれないいろいろがあるんだけど、今日はオヤジと息子二人で久々にほのぼとと会話をしていた)

 

長男も結果的にはそうだったけど、次男が挑むフィールドは、今後地域から全国に移るわけで、私自身の大学時代の友達や先輩など、すでにお子さんが大学入試に挑戦したり、その前から付属高校の入試に挑戦したり、そんな様子も今ではfacebookを通じて垣間見ることができるのでありがたい。

 

世界は広い。

 

高校は当然ゴールではないので、青春を楽しく大切に過ごしながら、夢に向かってほしい。

 

長男とはまた違う高校生活がスタートするけど、とりあえず、良かったです。

まだまだ先の見えないコロナウィルス騒動の渦中で、よくがんばった。

 

長男も高校3年間で大きく成長したので、次男の成長も願っています。