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日原いずみ

世界情勢をなんとなく知りながら育児に活かす

netgeek.biz

 

この記事をシェアしつつ、『風の旅人』編集長の佐伯剛さんが書いていたコメント。

 

 アメリカの要請によるファーウェイ幹部のカナダでの逮捕、そして先日のソフトバンクの通信障害、これまでソフトバンクとファーウェイは、次世代規格の第5世代(5G)移動通信システムの開発において協力関係にあったが、ここにきて、ファーウェイとの関係は、終焉した。あっという間の出来事だ。
 通信障害との因果関係は断定できないが、けっきょく、ソフトバンクは、アメリカの圧力に屈したということだろう。
 日本や欧米諸国のあいだでは、通信機器の分野において中国の製品を排除する動きが加速している。中国製品を使うと、中国政府に情報が筒抜けになるからだという。しかし、アメリカ製品を使って、アメリカ政府に情報が筒抜けになるというポイントについては何も言わない。
 アメリカ、欧米、日本がタッグを組んで中国を排除したとしても、今でもそうだが、今後、中国は、アフリカをはじめとする第三諸国のあいだで急速に影響力を強めていくだろう。
 そして、5G移動通信システムという革命的な技術革新は、中国をリーダーとして、それらの国々のあいだで発展していく。
 なぜなら、現時点でもそうだが、欧米的資本主義を導入しようとして混乱の極みに陥ってきたそれらの諸国は、そのステップを通り越して、次の位相に行こうとしているからだ。
 お金を持ち歩かなくなった中国を筆頭に、電子マネーの普及は、それらの国の方が進んでいるし、人口の中で若者が占める割合も、それらの国の方が圧倒的に大きい。
 何よりも、5G移動通信システムにともなって社会が変革されていく時、これまでのシステムにあぐらをかいた既得権組の抵抗が少ない。
 20年後、アメリカ、欧米、日本が優位に立つ世界は終わっているかもしれない。
 現在のフランスを見ていても、欧米流のやり方は、もう完全に限界に来ているように思えてならない。
 最後のあがきとして、核兵器をはじめ軍事的に優位に立っているあいだに、彼らが、取り返しのつかない軍事行動に出ないことを祈るだけ。日本が、それらの旧世界の一員として、その最後のあがきに加わらないことを祈るだけ。
 

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上記を受けて、私が添えたコメント。


私は育児の講座でも、冒頭でほんの少し、日本や世界の動きについて触れてるけど、お母さんたちにも、身近なことから世界情勢を自然に想像するようになってほしい。

ソフトバンクの不具合、困ったねーで終わらず、水面下で何が起こっているか、子どもたちが大人になる未来はどうなるのか、それをなんとなく意識しながら目の前の子どもに向き合うと、親子とも視野が違ってくると思う。

もちろん、すべての情報(私発も含め)を鵜呑みにしないことも大事。

 

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ありがたいことに、大学時代の先輩や全国の友人知人が様々な業界のトップを走っていて、みなさんが発信する内容が、何よりのリアルなニュース。

新聞やネットのニュース以上に、現場の声として速いし参考になる。