Love the Moment

日原いずみ

お誕生日月間のうれしいあれこれ💗と、生物としての20代 

自由に想像してもらえたらと思い、写真の説明は省きます(笑)

一昨日の結婚式は、27歳と27歳の新郎新婦だった。

新郎の27歳の同級生たちを見て、やんちゃそうなそれぞれの風貌が、とてもいいな!と思った。二次会の開始前に楽しく話せた子たちを最後に見送る時、「みんな、かっこいいね~」って言いたかったけど、なんとなく控えた。

今どきのコンプライアンスとかセクハラとかに配慮して、というほどではないけど、51歳の私に言われてもうれしくないよなあ~って思ったのは確かだった。

私自身、意外にも27歳で結婚したけれど(当時の平均初婚年齢)、今回目の前にした27歳に関して考えてみた時に、人間という生物として、肉体的にはまだ登っていく段階に見えた。肉体の成長や成熟速度は人それぞれ違うけれど、では、どの辺りがヒトのピークなんだろう?と想像してみる。結婚適齢期は全く人それぞれだと思うし、結婚してもしなくてもいい。一方で、繁殖適齢期に関しては、厳然と、ふさわしい時期がある。

私は若さへの憧れ(過ぎてしまった若い時に戻りたい、とか、若い女の子の方が優位みたいな考え)はないけれど、単純に、ヒトという生き物の肉体的なピーク時(どこから老いていくのか下っていくのか)にあるような若者を目の前にして、その勢いやピチピチ感がいいな! 清々しいな! 男も女も美しいな!と感動した。

若さに嫉妬したり、批判したりする人もいるけど、私はひたすらうれしい気持ちになる。

息子らはまだ19歳と22歳で、まだまだ幼く、間違いなく登っている段階。

この頃、20代の男女と仕事含めて接することが増えて、私自身も確かに持っていた、20代ならではの熱を思い出し、今はあんな風にはがんばれないな、楽しめないなって思う。同時に、50代に足を踏み入れて、変わらない性質や増している思いもあるし、今は今でとても楽しい。もがき苦しみながら(もちろん楽しみながら)積み重ねてきた分、昔に戻りたい、もう一度繰り返したいとは思わない。

いつだって、その時の「今」が最高って思いたい。

そんな意味では、毎年の誕生日を、人生最高に幸せと思いながら、幸せを更新してきたつもり。1年前の誕生日は思いがけないできごとから(初めて)人生最大に辛かったけれど、健康第一に、これからも幸せに年を重ねていきたいなあと思う。

 

そんな思いで記録しておいた写真と、久々に読み返した、新聞の切り抜き。

瀬戸内寂聴さんのことは好きではなかったけれど、彼女の生きざまを通して触発されるものは確かにある。

この本を読んでいないので、批評の言葉が作中のものなのか評者のものなのかわからないけれど、感動したので切り抜いてあった。*正確に言うと、この本が出た時に一度切り抜き、訃報の際に触れられているのを発見して再び切り抜いた。

<生きるということは

一瞬一瞬、真剣に、

生命の火を完全に燃焼しつづけ、

自由になることだ>

この文章、読むだけで涙がこみ上げる。
全く同感。

珍しい難病(高熱が下がらない、病名がわからない、を経た体験)や、珍しい手術(腹腔鏡手術の術後に自分の子宮の映像を見たり、首を「し」の形に12㎝も切ったり)を体験して、いつ死んでも悔いがないように今を大切に生きたい!という気持ちは20代前半からずっと持っている。

真面目に、ではなく、楽しく、常識にとらわれず、まさに自由に。

人生で叶えたいこと、出会いたいことは割と叶えながら来たので、ゆったりとした気持ちで、健やかにしなやかにほがらかに生きていきたいです。