【9月1日 投稿分】
豊橋の水上ビル周辺を会場としたアートイベントseboneの中で、LAMPのインスタレーション「街の督脈」を観に出かけました(他にも知り合いが複数出展なのに、ピンポイントですみません)。
前々から知っている社本さんと健太郎さんと、安冨歩さんのトークでお話した渉さんの3人のユニット。
展示会場が社本さんの同級生の映画監督・園子温さんが映画の撮影でペイントした一角で(さらに社本さんがペイントを加え)、元々強烈だったであろう場(それがプラスかマイナスかは置いておいて)に、思い思いの展示が施され、カオスなエネルギーに満ちていました。
社本さんは「ぬくもり」での個展に引き続いて椿を描いていて、私の小説からのインスパイアもあり、書面にもしてくださり光栄。
文章の抜粋画像だと申し訳ないので、興味ある方は社本さんの投稿の全文をご覧ください。
美術作品は現場で生で観て感じるのがいちばんで、LAMPの作品は、sebone終了後もしばらく展示されているそうですが、ふだんは鍵がかかっちゃうので、ご覧になりたい方はタグ付けの社本さんや白井さんにメッセージしてみてください。
そして、突然の連絡で、なんと津田大介さんがやって来て(内々には決まっていたけど、LAMPのみなさんも知らなかった訪問)、バッチリ会えて話してしまった(笑)
警察に護衛された状態での来訪。
私は今回のあいちトリエンナーレに関し、津田さんについて批判的なことも書いた。その後、津田さんの発言から感じたこと(それは津田さんを擁護したくなること)もあったけど、正直めんどくさくもなり控えたけど、この件は考え続けている。
津田さんは、前も書いたけど早稲田の同じ学部の同年代。今日私が社学だと伝えたら、「何年入学ですか?」「91年です」「僕は一浪で93年入学です」と。
在学時期が重なってるからこそ、思い返せる校舎(今はない)や空気がある。
なんだか一気に親近感で、まっすぐな目を見て、応援したいと思った。
やはり実物が持つ力やメッセージは大きい。
社本さんは一貫して大村知事&津田さん支持で、私は社本さんの政治や社会やアートへの見解を信頼していることも大きい。
津田さんと握手して、ちゃっかり写真も撮ってもらい、彼が去った後、泣けてきた。
ここでしたトリエンナーレへの批判も自分の本当の気持ちだけど、今日会った津田さんから感じた覚悟や温もりはそれらを凌駕していた。
同年代、同時代を生きてきた彼が今背負っていることの計り知れない重さ。
彼は「このまま、トリエンナーレを終わらせることにはしませんから」と言った。
(彼が履いていたサンダルは、トリエンナーレカラーの紫だった💜)
彼自身の表現の自由が問われているんだなあと思った。
とまあ、おもしろいとしか言いようのない場を共有させていただいたLAMPのみなさま、seboneのみなさま、ありがとうございました。
すべて含めて、いろいろな気持ちにさせてくださり、これぞアート、良かったです。
津田さんが来るなんて思ってなかったときに、美術談義より、社本さんの歯の話と健太郎さんの耳の話で、老い談義となった時間がほのぼのとして楽しかったです💛
お互い、なんとか生き延びましょう。