Love the Moment

日原いずみ

次男のバイト先の記録


【3月25日 投稿分】

一昨日、神戸から帰ってきた次男に聞いて、感動した話。
8月から次男がバイトしていた焼肉店が、3月末で閉店することになりました。
オープニングスタッフとして採用され、高級焼肉店ということもあり、研修をしてくれたり、制服や靴も支給してくれたり、ありがたく働いていました。
 でも、立地のせいなのか、美味しくて雰囲気も良いのにお客様が少なくて、次男たちは楽でありがたいけど、もっと知られてほしいなあと、帰ってくると話していました。
結果的に閉店が決まり、店長からの連絡を悲しく思った今月、次男の高校時代の親友で、一浪後、大学に合格した子が、神戸のアパートに遊びに来ることになりました。
その子と神戸牛のステーキを食べよう!となり、事前に次男は店長に、「どこかいいところないですか?」と相談しました。
そしたら店長は「俺が焼いたるわ~」と言い、バイト先の焼肉店ではなく、後輩のお店を紹介してくれて、次男と友達が行くことになったランチのタイミングに、実際に店長が来てくれて(コック姿で)、ステーキを焼いてくれたそう。
80gで8,000円のステーキを、消費税サービス、さらに次男が言うには、「140gくらいあった」とのことで、クールな次男も感動していました。
私はその話を聞いて涙が出ました。
人生を重ねると、子どもの気持ちにも、店長(40歳くらい)の気持ちにもなれる。
さらに、次男は友達にご馳走したそうで(バイト代から)、それも良かった。
「偉かったね!」と褒めたら、
志村けんだったかが言っとったけど、お金はパッパッと払えば、返したいやつだけ返ってくる」と言い、それもいいなあと思いました。
長男も次男も、友達思いなのは(必要な場面でお金が出せる)いいと思う。
親元を離れた土地で、我が子がお世話になるありがたさ。
ちょうど今日、インスタでフォローしていたその店が、閉店の投稿をしたので、思わず次男に内緒で、店長宛にお礼のDMを出しました。
すると、店の母体の会社の事務担当の方から、とても丁寧なご返事が来ました。
そこにはお礼とお詫びと、さらに、次男を褒めてくれる言葉と、こんな一文もありました。
<今後の神戸の生活も卒業してからも実りある人生となりますようお祈りしています>
とても温かく、社交辞令ではない大人の思いやりに、再度感動しました。
私も<誠意のある方々にお世話になれて、本当に良かったです>
と改めてお礼を伝えました。
🌟追記 次男に話したらしんみり感動してました
出会いもあれば、別れもある3月。
次男はもう一つ、居酒屋でもバイトを掛け持ちしてるけど、また探さなくちゃならないのはたいへんだけど、大学1年生の1年間の出会いは、私自身も今でも忘れられないので、今回お世話になったお店のことも、大切な思い出にしてほしいです。
私も行ってみたかったし、このインスタも好きだったので、本当はここでも宣伝したかったけど、思い出に残させてもらいます。