Love the Moment

日原いずみ

おじいちゃんのイラスト


他に投稿したいネタも、やらなくちゃいけないこともあるんだけど、ふと、載せたくなった、昔々に描いた祖父のイラストをもとにした年賀状(17年くらい前のものかなあ~)。
facebookにも10年くらい前に一度載せたことある。
トリ年の翌年の寒中見舞いだったと思う。
キジは祖父の部屋に飾ってあった剝製(思い出あり)。
松井守男さんの影響もあるけど、残りの人生の時間と自分がやりたい表現について考えていて、23歳の時(社会人2年目)に、テレビのADを辞めて、自分だけの表現を探し直そうと思った時に、フリーターをしながらイラストや写真や映像や造形や小説など手当たり次第にいろいろやって、いろいろなコンクールに応募し、その中で一番上まで上ったものが、自分に合っているものや客観的に評価されるものなのだろうと思い、初挑戦の群像新人文学賞で最終選考まで残った「小説」を自分の道と定めた。
でも私は、絵を描くことも好きで、似顔絵については、おじいちゃんの絵をよく描いていて(笑)、あともう一人、あまりに顔が特徴的だったB先生のこともよく描いた(中学時代に黒板にでっかく描いたこともある)。
今からまた描こうというのとも違うんだけど、自分の得意を探したかった時期や、得意を高めたかった時期は過ぎて(ベストセラー作家を目指したかったわけでもなく、それなりに成せたからだけど)、一度しかない人生で、2月には50歳!になるので、もうちょっと、何かできないかなあって思ったりする。
育児がたいへんとか、介護がたいへん、仕事がたいへんということがない、ありがたい環境でもあるけど、環境関係なく、思うことな気もする。
大学時代は実家に帰るたびにおじいちゃんを観察して、おじいちゃんの似顔絵を描いていて、本当に大好きだった。
(写真家の梅佳代の世界です)
今日の日曜美術館を見ても思ったけど、守男さんは、この2年だけでも(78~79歳)、めちゃくちゃたくさん描いていた。
そこまでエネルギッシュにはなれないけど、何かやりたい(笑)
具体的にやりたいこともすでにあるし、毎日が濃過ぎるくらいに楽しいけど、このおじいちゃんの似顔絵(描いたのはたぶん大学時代)は、私の原点だなあと思う。