Love the Moment

日原いずみ

男子マラソン 大迫選手




8月8日夜に、閉会式を見ながら書いていました。
 
🌟自分のための記録もあり、長いです。
(すでにある名所で競技予定のパリ、いいなあ🇫🇷 フランスは国民が声を挙げまくるし、倹約的な国民性に感じるから、お金を使いまくった(←見えない上が)日本と違うやり方しそう)
朝の男子マラソン、大迫選手のラストレースに感動しました。
がむしゃらに追い上げて二人を抜いて最終順位は6位。
自らに100点満点と言い切る清々しさ。
つくづく彼は潔いと思い、彼が早稲田に入ってから追うようになったけど(年は鈴木亜由子ちゃんと同じ)、好きな選手だったなあ、と名場面を思い出していました。
私が大迫選手を好きなのは意志がハッキリしていて、人を寄せ付けない空気をつくりながらも、実はとても開かれた人で、自分だけの向上のために閉じた印象を与えるアスリートも多い中、自分を高めながら同時に周りを高める存在に感じるから。

それを表す面を、記事から抜粋します。
※7月末が初出で、昨日再掲載された文春の記事です。本の宣伝でもあるけど、全体的に良いので、好きな方読んでください。

bunshun.jp

〈僕の場合は、前回ケニアで合宿をしたとき、トレーニングや日常生活でいろいろな人にお世話になって、彼らのおかげで日本記録を更新することができました。ところが彼らはなかなか雇用がないため、生活が安定しない。コロナ期間中、2カ月に1度ほどクレメントの生活費のサポートをしていたのですが、もっと長い目で見て、僕は彼らに何ができるのだろうと考えていました。
 結果、こちらにシュガーエリートのキャンプを作れば、日本人選手の強化にもなるし、ケニア人アスリートの雇用や生活保障、社会貢献にもつながると気づきました。
 こういうことは日本にいたら知ることができないし、言葉で伝えても、自分が経験しないとなかなか響かないと思っています。トレーニングはもちろん非常に大切なことですが、人としても豊かになれる貴重なきっかけを与えてくれるのがケニアなのです。
 もちろん同じ環境にいても、気づく選手、気づかない選手がいると思いますが、若い選手たちにも何かを感じてもらえることができるのではないでしょうか。〉
そんなわけで、彼のこれからが楽しみです。
今日の男子マラソンの後で、亜由子ちゃんのご両親にメールしました。
男子の過酷さを見て一層、亜由子ちゃん、よくやった、と思い。
やはり本人は悔しさか強いようですが、お母さんからの返事で、30歳引退の大迫くんにも触れていたので、その部分への私の反応をコピー。
〈私は大迫のインスタや、奥さんのインスタや子ども含めた動画も2年くらい見てきたので、彼の異国でのギリギリの追い込み方や、アメリカに住んでるのに、ダンナ(大迫)はケニアで、奥さんが小さい子二人をワンオペ育児で、もたいへんそうだったから、
走りも、家庭的にも、東京オリンピックを区切りにしないと、もたなかったんだろうな、とも感じました。
ケニアに日本人の練習拠点をつくり、ケニアに雇用の場を作りたいとか、マラソンに関係する様々な業種の発展など、実業家としての次の自分を考えた時のベストのやめ時が今だったんだな、と、ある意味、限界がわかったから、きれいに逃げる印象もあります。〉
まだ走り続ける亜由子ちゃんへの親心を思い、「きれいに逃げる」と表現したけど、事実、きれいな引退の仕方は大事だと思う。
自分が高校時代のオリンピックでの、女子100m、200mのアメリカのジョイナーのやめ方も印象的でした。
全盛期の鮮烈な印象を残してやめる。
千代の富士の、振り絞るような「体力の限界」という引退会見にも感動したし、高橋尚子野口みずきのやめ方も見てきたし、正解はないけど、大迫はとにかくカッコイイな、と思いました😊