毎度ながらの突然の長男が、先週、「次の月曜から金曜に帰る」とLINEしてきて、月曜からの予定を調整していたら、また予定外に日曜の夜にバイクで帰ってきた。
「連絡する気ないの?」
「めんどくさい」
長男の行動基準は、小さい頃から「めんどくさい」だったかも(笑)
字がキタナイのも、忘れ物がないかしっかり確かめないのも、慢性的に説明不足なのも・・・
本人にとってめんどくさくないことは、相当エネルギッシュにこなすけど。
(弁当を作り続けた高校時代、バイトも生徒会長も、海外への挑戦も・・・)
しかも、静岡からまず、中高時代の友達が住んでいる長野に行ったそうで(友達と土岐のアウトレットでたくさん服を買い込み)、長野から愛知の実家に帰ってきた。
月曜は、自動車免許の取得のため、免許センターへ乗せていった。
帰りにさっそく私の車を運転したい、という気持ちから・・・
私の元々の予定でアートエイジ(額縁屋さん&ギャラリー)の展覧会に寄り、息子ともども社長さん&出展者さんとお話したんだけど、そのお二人は、たまたま息子の高校の入学式の時に話してもらって以来で、大きくなった息子を見てもらえて良かった。
無事に免許取得後、長男が24時間の保険に入り(500円・コンビニで手続き)、適用後に運転に挑戦。
その前に、私には何も言ってなかったけど、当日のうちに、二人も!女の子との約束(昼と夜)があり、さっそく車に乗せるから、車を洗車したいと・・・
そんなわけで、なじみのガソリンスタンドで洗車機に入り、中をコイン掃除機で掃除(長男が)。
100円ショップで買った初心者マーク。
人からはたくさん聞いてきた、息子が運転する車に乗る、という瞬間(笑)
なぜ後部座席からの撮影かと言うと、人生初の助手席に乗せる友達を決めていたから(笑)
たぶん、高校のうちに免許を取得したお友達の助手席に乗せてもらったから、そのお返し。
この後、昼間は中学からの同級生女子と、伊良湖岬までドライブ!
私も知ってる子だけど、よく乗ってくれた・・・
私の実家にも突然寄り、両親もびっくり☆
夜はまた別の友達と出かけていた(24時間の保険だから、運転したい気持ちもわかるが、誘った弟は固辞!!)。
もちろん心配だけど、心配だから乗せないでいると運転はうまくならないし、しっかり注意を呼びかけ、放流するしかない気持ち。
私自身も大学が決まった後に学校に内緒で自動車教習所に通い、高校卒業後、東京へ行く前の春休み、親の車を乗り回していた。
よくやらせてくれた・・・
こちらは、水曜日に行かせてもらったmixs.
https://mixs.jp/
息子のことを知ってくれている(バイク熱も直接聞いてもらってきた)松本先生が、「運転を教えてやるからバイク持っておいで」と言ってくれていたのだ。
元々空手家で身体の使い方を熟知している先生は、バイクにも相当詳しくて、たくさんの種類のバイクを乗り継いできたお方。
先生がいったん、長男のバイクに乗ってくれて、マシンの状態や癖を体感した上で、いろいろと運転のコツを教えてくれてありがたかった。
何より、安全のために・・・
本人がバイト代を貯めて買った中古のSRで、バイクをよく知っている松本先生が「当たりのバイクだと思うよ」と言ってくれて良かった。
この後彼は、床屋に寄って家に戻った。
毎日友達に会いに行き、
中学時代の親友で、医学部受験のために浪人している私も大好きな子や、高校時代の友達でお互いに妙なリスペクトを寄せ合っている友達にも会った。
その友達は、高1の時に停学になったことがあるんだけど、急に家に帰らなくてはならなくなり、教室にお弁当箱を忘れていってしまった。それを長男が持ち帰り、中身を洗って保管していたことがあった。
いろいろとエピソードはあるけど、友達がこれまで他の人には話しつつ、長男本人には伝えていなかった話をしてくれたそうで、
それは <(停学とは別のある件で落ち込み)食欲がなかった時に、家でも学校でも食べられなかったけど、長男が毎日作っていた弁当の卵焼きをくれた時があって、それが美味しかった。その卵焼きをきっかけに食欲が回復した> という話。
その話を聞いて私も泣けそうになったし、長男も涙を浮かべていた。
何気ない親切って、こちらは忘れたとしても、相手に残り続けることがある。
友情っていいなと思った。
他にも、上記の長野のお友達(中学時代は柔道部で一緒だった双子の片方)と長電話していて知った強烈な話もあり、私はその友達(家族)にも昔から感謝している。
やんちゃやワルもするけれど、長男が抱える悩みなんて吹っ飛ぶようなワイルドな話をたびたび届けてくれるから(笑)
世の中は広い。価値観はさまざま。という気持ちになる。
まあ、長男は悩みを持たないタイプだけど、それでもまだ成長過程の未熟さからいろいろあり、私もそうだったけど、一人暮らし先から実家に戻ってきた時に会えるふるさとの仲間は格別だと思う。
いつもどうしても限られた相手としか会えないけど、息子たちと友達でいてくれるみなさん、ありがとう!!
長男がいない間に作って美味しかったものを食べさせたくて、最近ハマっている鶏もも肉とごぼうとじゃがいもとにんじんの煮物の写真はないけど、バナナブレッド(強力粉のレシピを米粉でやったので、食べさせたかった味(食感)とは違っちゃったけど)。
夕食は一度しか家で食べなくて、これは朝ごはんに出した前夜のチキンカツとエビフライ。長男がタルタルソースが好きなので、久々にたっぷり作った。
雑ですが、中に入っているピクルスも自家製(これはたまたま、長男が去年、家庭科の実習のためにきゅうりの輪切りを練習し、その時に本人が漬けたものがめっちゃおいしくなっていた)。
ぬか漬けと梅干。
昨日の朝、出発した時の長男。
私はしばらくは放心状態(笑)
やり取りの記録(ブログはまず自分のための記録なのですみませんね)。
味噌は、スペアのヘルメットの中に1キロ分入っていた(笑)
長男が居る間は振り回されるし、居る間くらいは、と、こちらも尽くしたくなるし、ケンカもしたけど、家に居なくなると寂しいもので。
タイプにもよるけど、長男の世界の広げ方は第三次成長期、という感じ。
泣き虫だった長男が、小学校に入り、一人で登校できるかな、とか、自転車大丈夫かな、という心配から始まって、
一人で電車乗れるかな、とか、中学時代は、名古屋に一人で行けるようになったんだな、とか、
それが高校になって、バイト代で関東に遊びに行ったり、一人旅で伊勢神宮やら長野に行ってきたり、さらには飛行機に乗って海外へ行ったり(アメリカにも中国にも)、
どんどん飛躍していった。
自分で乗り物に乗れるようになった今回は新たな行動範囲の広げ方で、心配の種類や度合いも違ってくる。
去年までは自転車だったのに、大きな変化だよなあ~
でも、信じて見守るしかない。
私もかなり危なっかしい若者だったし、今の長男との衝突は、未熟だった自分と母との衝突に似ていて、その都度諭している。
ただ、コロナの影響で、一人暮らし先に行けずにいる子たちも多い中(アパートの解約もできず気の毒な方々が全国にいっぱいいる)、大学はオンラインでも、一人暮らしにも新しいバイトにもすっかり慣れ、バイト先で多い時は月に10万稼いでくれて、それは本当に親としては助かる。
勉強もがんばっている。
バイクを教えてくれた松本先生が言ったこと・・・
「車に乗りたいとかバイクに乗りたいとかいう気持ちも持たない若者が多い中で、やってみたい!って思うのはいいことじゃないか」
確かにそう思う。
私もそうだったけど、一度の人生をどう楽しむかは本人次第。
とにかく命を大切に、たくさん楽しみ、たくさん学んでほしいです。
私が小説の打ち合わせで東京へ行く時、当時幼稚園の年長だった長男は、私を見送りながら、右手で手を振り、左手で涙をぬぐっていた。
その姿が今でも忘れられない。
しかしもう、私を振り返ることもなく、あちこちに旅立つようになった。
何度も書くけど、成長はうれしいし、寂しい。
でもとても、頼もしい。
私にできることなんて、もうなくなったなって思う。
都合のいいことだけ頼られるけど(笑)
大好きで、家にも飾ってある写真。
7年前の北海道旅行。
BOYS, BE AMBITIOUS!!!