2月8日 投稿分
昨夜たまたま見たぴったんこカンカンに、内田也哉子さんが出ていて、途中から是枝監督も一緒に樹木希林さんの思い出を語っていて、いいなあと思った部分をメモしたのでシェア。
希林さんの、「万引き家族」の頃の是枝監督への言葉。
「私があなたの映画に出るのも会うのも最後ね(感傷ではなく、最後にしましょうね、という意志)。...
あなたは私と会う時間やエネルギーをもっと若い人に使ってください」
是枝さんが希林さんに敬意を持ってるのをわかった上で(何度も出演依頼をして、何度も一緒に映画をつくってきた)、
依存を切ったり、希林さんも是枝さんの才能を認めている分、老いていく自分に関わるより、あなたはもっと若い人のためにも優れた存在であって欲しい、みたいに感じられ、素晴らしいなあと思った。
寂しいから構って、と言う老人ではなく。
過去にシェアした名言含むインタビューより。
〈 “時が来たら誇りを持って脇にどけ”
どこかの児童文学者が書いた言葉なんだけど、年齢というものはそういうものじゃないかと。次の世代に譲っていく、これは絶対に必要なことだと思います。
私は元気じゃないからそういう気持ちになりましたけど、元気で80歳、90歳まで俺は現役で頑張る、その気持ちは大事ですけど、譲らないというのは私は好きじゃないので、自分に言い聞かせているわけ。“もう時が来たら誇りを持って脇にどけ”いい言葉だなと思って、いつもそれは頭にある〉
私も前から「漲る中高年」や「しがみつく老年」が苦手で(笑)、私もまだ漲ってる世代だけど、譲る姿勢は大切にしてます。
気持ちよく譲るためにも、その都度の年代をがんばったり、楽しんでおくことが大事。
希林さんの姿勢や、是枝さんに会わないと告げた深いやさしさを見習いたいなあと思う。
私は樹木希林を高尚な感じに取り上げる本や記事は好きじゃなくて、彼女は神(仏)の視点を持つと同時に、非常識でパンクな人だったと思う。
夫婦げんかの話は也哉子さんからしたら本当にとんでもないし、也哉子さんこそ達観してる(笑)
うちも今は落ち着いてるけど夫婦や親子や家族でいろいろあったから、宇多田ヒカルや内田也哉子の感性に触れるとホッとします😊