Love the Moment

日原いずみ

1月4日 長男のお誕生日

 

今日は、長男の17歳の誕生日でした。

でも、9時から18時までバイトで、バイト先で先輩から賄をごちそうしてもらったり、ケーキもいらないとのことで、家においては質素でした。

家に帰ってからも、友達とのやり取りを楽しんでいる様子で、親から離れていくことを、そりゃそうだよなあ~って頼もしく思いました!

 

まず朝は、バイトに向かう前に、彼女ちゃんが家にプレゼントを持って来てくれました。8時半に!! 

息子同様、私もうれしかった(^^) (*私は出て行ってないですよ)

 

そんな息子の今日のインスタグラムより・・・

 

www.instagram.com

 


今まで息子の名前をハッキリ明らかにしたことはなかったけど(わかってる人はわかってるけど)、本人が載せてるので・・・

「昌生」(まさお)と言います(笑)

 

誕生時、私の「昌代」と夫の名前の「〇生」を組み合わせたいと夫が希望し(『赤土に咲くダリア』でも、名前を変えてそのエピソードを盛り込んだ)、そう命名されました。冗談みたいだと思い続けてきたけど(いつまでも我が子の名前に慣れない:笑)、ほんとの名前で、古風だけど、みんなに覚えてもらいやすく、年下の子たちも名前で呼び捨てしたり、それを歓迎する昌生です(^^)

 
このインスタには、彼女ちゃんからいただいたプレゼントも出てるけど、とても喜んでいたし、私が見ても、長男の世界を広げてくれるようなチョイスをありがたいと思いました。

お互いに高め合えるような関係がいちばん。

 

私自身が大学時代につき合っていた恋人のお母さんから初めてお手紙をもらった時に、お互い、東京で一人暮らしだったこともあり、「~~の話し相手になってくれてありがとう」と書いてあって、そんな風に私(大切な息子の彼女)について思ってくれるお母さんはいい人だなあと思った。

今は、その時のお母さんの気持ちがわかる。

息子の成長や出逢いによって、そんな体験ができることが、私もうれしい。

 

 

そんな私は今日は、首の側頸嚢胞が年末年始で腫れてしまったので、来週の予約を早めて、市民病院の耳鼻咽喉科へ行きました。

お正月明けで、激混み!!

 

何度か書いているけど、私には今、3つ持病があり、この側頸嚢胞は先天性のもので、根治には手術が必要なのですが、今は腫れてくると穿刺して水を抜いている(2ヶ月に1度くらい)。

 

慣れてしまったけれど、首に注射針を刺すことや、腫れが読めないというのはツライ・・・

 

今日はなんと、80CCも水が抜けた。

首の左側に80CCも水が溜まるというのは、困った状況だと想像してもらえるかと・・・

 

ふだんから腫れているわけではなく、たいへんになるのは1週間程度で、スカーフとかで隠していればわからないけど、悲しくなる時も多々です。

 

でも、そのおかげで出会える風景もある。

 

 

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耳鼻科と産婦人科の外来の受付近くの窓からの風景。

 

冬真っ盛りだけど、春を感じさせるような小鳥たちがたくさんいました。

 

そして、せっかく、長男の誕生日に来たのだから、と、かつて長男を産み、入院していた病棟へ・・・

 

 

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陣痛で駆け込んだ寒い夜、どうせ痛みに耐えるしかないのならと、いったん帰ってかなり粘って、朝方戻って無事に産んだことなどを思い出し(午前7時39分)、少し涙がこみ上げました。

 

 

それとは別に、今日、病院へ出かける前に振り返っていた、長男の出産直後の記録。

これは、長男、次男ともに、陣痛や授乳について記録したノートを、10歳の誕生日にそれぞれプレゼントしました。

 

その中の、イラスト部分・・・

  

 

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今でもあの時の光景を思い出すし、お正月の三が日明けの、世の中が動き出す空気感や、朝の冷えた空気が毎年思い出させてくれる。

 

私のお友達には、出産がたいへんだった子もいるので、直後のこの日記の公開は控えようかとも思ったけれど、私も私自身の今、珍しい病気を複数抱えて生きていて、つくづく、人生や運命はわからないし、一人一人違う、というのを感じながら生きているので、応援の気持ちも込めて書きました。

 

どの人も自分の運命を引き受けて生きなければならない。

 

私も心底辛い時も実はあります。

 

だけど、無理やりにでも前向きにとらえるのなら、自分が背負う苦がレアな分だけ、人からどんな相談をされても、難なくおこたえできるところがある。

 

人の気持ちがわかってしまうところがある。

 

今では仕事の面でも、自分がマイナスから得たこと、生きるために切実な思いで勉強してきたことを活かすことができる。

 

などなど、思います。

 

なにはともあれ、長男が無事に17歳になったこと、情けない時もあったけれど、今はとても頼もしく彼の独自の歩みを見守ることができること、幸せです。

 

私は、子宮の病気も手術も体験しました。

 

だから、子どもを授かることは奇跡だと思っているし、その体験を得られたこと、本当に感謝しています。

 

いいとか悪いではなく、すべての人が、自分だけの人生を、大切に歩めますように。