Love the Moment

日原いずみ

石崎光瑤展

(1月28日 投稿分)
 

今回の静岡訪問の目的の一つの、静岡県立美術館での「石崎光瑤展」に行ってきました。(帰りの電車より)

知らない画家で、チラシの「若冲への憧れ」という文字から、企画展部分に若冲も少しあるかと勝手に思ったけど、全くなかった(笑) 美術館の収蔵品としての若冲の作品展示はあったけどね。
とはいえ、光瑤さん、素晴らしかった✨✨
facebookはハイライト的に5枚先に載せて、インスタはタテヨコで分けます。
 画力はもちろんだけど、私がおもしろかったのは、インドに出かけた後に、南国の花々や鳥たちを描いた構図と、代表作の「燦雨(さんう)」という作品(写真の2枚目他の大作)で、スコールを金色で表現し、絵の上に斜めに走らせたこと。
大正時代の絵だけど、大胆。
というより、昔の日本の画家たち、スゴイよなあ〜
確かに、単なる?巧い作品に終わらず、雨によって、絵に音や湿度や時間が封じ込められた気がする。
それ(雨)が、画家にとっての自信なのか、むしろ自信のなさからなのか。
雨を絵にかぶせた作品は西洋含めていろいろあるけど、私は、だいぶ前に観た塚本晋也監督の「六月の蛇」の代表的なカットを思い出した。※最後に載せておきます。
すべての色味も良くて、特にグッと来たのは、菊の花。最近は日本の美術館も撮影OKが増えてうれしい。
素晴らしい作品は、目にしただけで反射的に涙が出てくる。
感応している感じ。
初めて観た時に圧倒されたロダン館は、2回目だから感動が減ってしまった。
first impressionは一度きりだから、これから体験できる方がうらやましいくらい。
静岡県立美術館は、坂の上にあり、県立図書館や県立大学も近くにある。遠くに山の稜線が見えて、近くの場所によっては富士山も見える。
うちの息子らは二人とも、大学が坂の上にあり、歩ける範囲のアパートに住んでいて、坂道生活をしている。しかも二人とも煉瓦造りの洒落た校舎。
県立と国立に行ってくれたのは親孝行だけど、国力の低下(教育にもっと回したり、惰性の学問を見直したりしてほしい)を感じることもある。手厚いタイプの私立(私立もいろいろだが)に行かせられなくてごめんね!と思うこともあるけど、がんばってほしい。
5枚目は、帰りの坂道で夕陽に向かって歩きながら撮ったかわいい写真💕
なかなか行けずにいるけど、神戸にも行きたいです!(井関くん、上泉さんに会いたい!)