Love the Moment

日原いずみ

ジェーン・バーキン

りゅうちぇるのことも書きたいけれど・・・
ジェーン・バーキンの訃報を、最初に、中島ノブユキさんの投稿で知った。
中島さんは、私がいちばん好きなピアニストで、ジェーン・バーキンに「マエストロ」と称され、ワールドツアーに参加するようになって、パリに移住したお方(移住直前に名古屋でのコンサートに参加してご本人にもお会いした)。
 その後、多くの音楽関係者が悼んでいるのを見て、私も悲しかったし書きたくなった。
ジェーン・バーキンの存在はずっと知っていたけど、勝手に近い存在として意識するようになったのは、20代前半に、だいぶ年が離れたフランス帰りの芸術家と恋愛した頃だったと思う。
ジェーンも過去に、年の離れたゲンスブールと恋愛していたし、1976年には『ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ』という問題作を(ゲンスブールと組んで)映画でも歌でも出している。
*日本の性的マイノリティに関する議論は稚拙で歪んだ方向に進んでいるように感じるけれど、この映画一つでも、フランスからの遥かな遅れを感じる。
ジェーンの発言が好きで、廃刊になったマガジンハウスの「鳩よ!」(2000年)や、インタビューが出ている「暮しの手帖」(2009年)は今も大切にしている。4枚目は、中島さんのファーストアルバム(2007年)。
人として女として母として歩む自分の人生の中で、折に触れてジェーンの存在は出てきた。励ましてくれた。
いつか会ったとしても(それは誰が相手でも)、きっとあの笑顔で迎えてくれるような人だったと思う。
ふんわりやさしいのに、トガった強さを持った人だったと勝手に思っている。かわいくて、かっこよくて、エレガントで、アナーキーで・・・
自分を持っていた人。
5枚目の写真は、ジェーンのことを知る前に、美容師のともちゃん(ヒカリめがね編集長)の投稿で見て、忘れていた数年前の写真だけど、すっごく良くて、シェアさせて、とお願いしたもの✨
ヒカリめがねメンバーは他にもこの倍いるけど、大好きな仲間だし、ジェーンの雰囲気や世界観にも重なる。
年齢なんて関係なくて、生きられる間はナチュラルに、自分と周りや世界の幸せを願って生きたいなあって思う。