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日原いずみ

箱根駅伝~Number Webの記事

🌟箱根駅伝の話の区切りとして・・・
昨年私が仲介してTTランナーズの記事を書いてくださったスポーツライターの酒井さんが、今年の2区について書いた最新の記事(1月11日UP)です。
幸太郎くん、大和くんの声に加えて、仲井さんの声も出てきます。
 補足したいこと二つ。
①昨年TTRの存在を酒井さんに伝えたいと思ったのは(ライターさん複数の候補がありつつ酒井さんを第一希望)、大和くんの1区区間新や幸太郎くんの2区(青学優勝)、その他複数のこれまでの出場選手の華々しさもあるけど、何よりも、TTRが、子どもたちに過度な練習をさせず、ジュニア期に保護しながら適切な指導をすることで伸びしろを残し、大学や社会人で活躍する(開花する)選手を育てているクラブだったから。複数のコーチのみなさんが方針や指針を共有している。
自分の自己実現を子どもたちに強いるような困った指導者もいるし、同時に部活動の縮小などでジュニア期のスポーツの在り方が変化しつつある中で、わかりやすいスター選手の力を借りて、仲井さんたちが伝えたいことが説得力を持って広まったらいいなあと思った。*昨年の記事が今年につながることは想定済み
②ネット記事は、キャッチーなタイトルを付けてビュー数を稼ぎたいので、この記事も違和感がある面は否めず、例えば「恩師」というのは当然ながら、幸太郎くんにも大和くんにも複数いる(クラブの中だけでも複数)。
特に、吉居兄弟は、ランナーでもあったお父さんの存在が大きく、息子さんたちだけではなく、田原東部中で一緒に長距離や駅伝を走っていた白井くん(東京国際大2年)も今年の箱根を走っていて、お父さんは彼らの中学時代をサポートしていた。
*全国大会での献身的なエピソードも昨年聞かせてもらった。吉居さんにとっては自然なことだとしても、私はいつも吉居さんの、息子たち以外の選手たちへの愛情に感心します。
そのお父さん(お母さんも)と仲井さんはトヨタ自動車の実業団時代からのつながりで、吉居兄弟は、天性の素質や本人たちの努力に加え、いい人たちに温かく見守られ(いい親子だからこそ)、いい練習によって保護され成長してきたんだろうなあと思う。
豊川出身の、地元愛が強い幸太郎くんがその世代の子たち(この地域)にとってのムードメーカー(人懐こくて明るいリーダー)であったことも大きい。
幸太郎くんと大和くんが2区を共に走れたことを、それぞれ口をそろえて「幸せだった」と語ったように、すごく健全なジュニア期であり、成長だと思う。
何より二人がいい子たちで、東三河出身の選手たち(鈴木亜由子ちゃんも含めて)、風土や人に守られた良さがあるなあと感じる。
どんな報道も当然ながらすべてを表すわけではなく、私が書くことも一端で、何よりも、このような2区の名勝負が生まれた背景には人が介入できない運や流れがあって(田澤くんを筆頭としたエースたちが近距離でスタートする展開)、すべて含めて、おもしろかったなあ~ ありがとう!!という気持ちです。
(日が経つにつれて、体調悪い中であの粘りを見せた田澤くんの凄さも浮かび上がる)
個人的には、駒澤の優勝も中央の2位も、早稲田の6位もうれしかったです!

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