今日、映画館で、宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』を観ました。
6月26日から始まった、映画館でジブリ作品を、という企画。
1984年公開の名作で、これまでに何度も何度もテレビでも上映されていたのに、私は初めてでした。
元々、どちらかと言えば現実に近い話が好きで、空想の強いアニメーションへの抵抗があり(たぶん、日常が舞台でそこから異世界ってのは大丈夫。トトロは私にとっては現実)、宮崎作品はいろいろ観てきたものの、ナウシカをスルーしていたところがありました。
でも、数ヶ月前に、facebook上での診断テストから、ジブリ作品の話になった時、ナウシカをまだ観ていない、と伝えたら、友達が「ナウシカこそ、まーちゃんに合うと思うよ」と書いてくれたことが心に残っていました。
そして数日前に、別の友達がジブリ作品の再上映についてのニュースをシェアしていて、あ、ナウシカも、と知り、リンク先の画像のこのキャッチコピーに惹きつけられました。
「呼んだ?」みたいに(笑)
いつにもまして直感重視の最近で、先週は『パラサイト ~半地下の家族~』に行ったけど、今週は、ナウシカを観れるスケジュールにして、早速行ってきました。
友達二人プラスキャッチコピーに背中を押され、ホップ・ステップ・ジャンプという感じでのスクリーン。
結果、素晴らしかった。
デジタル以前の映像には粗さもあったし、音楽も古く感じられたけど、メッセージは、今だからこそ(47歳の今、コロナウィルス後(さなか)の今)、強く迫るものがあった。
主人公のナウシカと宮崎駿監督の思いがわかりすぎて(展開はすべてはわからないけど)、ハンカチ片手に23回くらい涙を流し、ぬぐっていた。
両隣がいない、現在の(コロナウィルス対策の)映画館で良かった。
人類が破壊した1000年後の未来の世界、菌類の毒と共存する話。
そんなわけで今の世界とも重なる。
ナウシカは虫や自然の声を聴き、悪を恐れず(人間の悪をゆるさず、さとし)、真のやさしさと正義感を持ち、愛と慈しみで難局を乗り越える。
まったくもって直感で動くし、思いより行動が先。
世界のリーダーがみんな、ナウシカのように、自然に謙虚になればいいのに、と思いました。
以下、印象的なワードをメモ。
「マスクがなければ、5分で肺が腐ってしまう死の森なのに」
汚れた土
菌が毒を吸って浄化してくれる
「いたわりと友愛」
アニメならではの都合のいい場面も多々だけど(燃料は?体力は?いくらなんでも死ぬだろう、どうやって戻ってこれるの?みたいな)、時も国境も、すべてを超える魅力があった。
感じたことのメモ
想念は実体を超える
思いは物質より速い
憎しみを止めるのは愛、いつくしみ
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すでに書いて今日送った新聞のエッセイで須藤元気さんの著書について触れつつ、タイトルまでは書かなかったけど、それは『風の谷のあの人と結婚する方法』といいます(笑)
そして、ちょうど今朝は、直感の話をfacebookに載せたり、似たようなことを載せていた人がいて、読んでいたので、ナウシカがまさに直感の人で、思っていたことをアニメの形でも見せてもらった気持ちだった。
自分のための記録として・・・
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私は幼い頃から、魔法が使えるようになりたくて(冒頭で空想の強い作品が苦手と書きつつ、魔女っ娘シリーズはこれまた自分にとっては現実だった)、なんとなく訓練しながら今まで来てるんだけど、それこそアニメみたいな魔法は使えないけど、どう考えても不思議、ということにはたくさん出会ってきたし、感覚を磨くと多発することも実感している(上記、須藤元気さんの本にも、シンクロニシティ多発の話が出てくる)。
昔々、魔女っ娘シリーズ以上に当時最も好きなアニメが宮崎駿監督の『未来少年コナン』であったことも思い出していた。
直感や霊感は、大人になってからの方が鈍くなるかと思っていたけど、情報や経験から得た取捨選択が研ぎ澄まされていくと、迷いのない直感や霊感につながるのだろうな、と思った。
まだまだ追及していきたくて、やはり、これから改めて必要なのは体力だと思った。
ナウシカのように高く跳んだり飛んだりはできなくても、無邪気に魔女っ娘や強いヒロインに憧れた幼少期を思い出して、もう一回、生き直したい、鍛え直したいと、今日もまた思ったよ☺