昨日のこと。私は久しぶりに市民病院の産婦人科にいた。
独身時代に子宮内膜症でお世話になり、二度の妊娠・出産もココ。
検診に来る妊婦たちが、診察の前に身長と体重と血圧を計る仕組みになっていて、
尿検査もあるので、他の科にはないトイレが産婦人科のスペース内、診察室のすぐ近くにある構造になっている。
久々の診察で私も身長・体重・血圧を計り、問診票に書き込むように言われ、
戸惑いながらも一通り済ませて、待ち合いの椅子に座っていた。
そこに、一組の老夫婦がやってきた。
おばあさんの方は車いすに乗っていて、おじいさんが介助している。
2人とも70代くらいだけど、弱々しい雰囲気ではなく、体格もどちらかと言えば肉付きが良い感じ。
そして、夫婦とも声がでかい(笑)
やいやい言い合うような感じにおじいさんがおばあさんの車いすを押し、
行き過ぎて、また戻り(やいやい)の後、ルールだから仕方なくという感じで身長と体重を計るために、おばあさんが車いすを降りて、まずは血圧を計った。
そしてその後、身長と体重が同時に計れる器具に乗った。
よくある、身長計に乗り、ボタンを押すと、頭に向かってゆっくりと棒?が降りてくる仕組み。
おばあさんがまず、帽子を取らないまま乗って、おじいさんに注意される(声が大きい)。
さらに、姿勢が歪んでいるため、本人はまっすぐに立っているつもりが、頭に降りるはずの棒が頭をアッサリ通過し、
肩にタッチしてしまった(笑)
そこでまた二人でやいやい言い合う(私はたまたま見ちゃって、笑い泣き)。
その後、機械のやり直し方がわからなくて、二人がちょっと混乱。
おじいさんは、問診票に身長を書き込むことに使命感を持っているため、
機械での計測後に出てきた身長(肩まで)の紙なのか、血圧の紙なのかわからないけど、それを見て
おばあさんに向かって、
「お前、身長、129なのか?」
と(笑)
まじめに。
ぜんぶ声がでかいです。
たぶん、小さいとしても、150はあるおばあさんだったと思う。
私は、小学校の低学年みたいな129なわけないよなあ~ その数値はいったいどの紙なんだ? 最高血圧?
と思ったら笑えて笑えて、二人を見ることができず・・・
でも、身長の計り直しができない様子がわかったので、お手伝いしに機械に向かい、リセットした方が良い様子だったので、
看護師さんに伝えてやってもらった。
おじいさん、私に「どうもすみませんねえ~」と笑顔。
マイペースなおばあさんは「おしっこ、おしっこ漏れちゃう」と言うので、「この中にトイレがありますよ」
とお伝えし、無事にそこに歩いて入っていった。
2人のやいやい言い合う雰囲気と、おばあさんの肩にトンって瞬間と、「お前、129か?」ってのを思い出すと、何度も何度も笑えてきちゃいます・・・