宮沢さんが音楽を志すようになったきっかけに、ある時テレビで見た歌にまつわる風景があった。
昨日の講座の話し始めは、「三百六十五歩のマーチ」の歌詞の紹介で、その歌を聴いて、辛い日々を励まし合った日系移民の方々への想像や共感、「歌ってすごいなあ」ということだった。
人によって、どうしても惹かれてしまうものが違うけど、宮沢さんの場合は南の方の音楽で、好奇心が世界を広げ、好奇心が、世界に連れて行ってくれた、という印象だった。
そして、体験こそ宝なのだとすごく感じた。
昨日のお話は、全体的に、宮沢さんの感性や繊細さゆえの感じ方に感動して、功績よりも(それほどの人の)心の良さがうれしかった
昨日、最後に弾き語りしてくれたのは「足跡のない道」で、その歌詞も良かったけど、その歌の原点には確実に、「三百六十五歩のマーチ」(作詞:星野哲郎)があったんだろうなあって、今YouTubeで再度聴いて思いました。
宮沢さんのトークの声は低音なのに、歌い出すと高音で、この歌に、彼が重ねてきた日系移民の方々との交流や、思いを馳せる彼ら彼女らの日々が込められているなあと思います。
「足跡のない道」