この記事を読んで、フランス人女性と日本人女性の違いに、単にメイクのことではない、気質の違いを感じた(女性だけではなく、例えばマスクの扱いについての国民性の違いも連想)。
そしてふと、松井守男さんが私のことを「この人はフランス人」みたいに話してくれたことを思い出す。彼が気に入ってくれていたのは、私が誰に対しても自分の意見をハッキリ言うことだった。
それは政治や芸術の議論だけではなく、例えばある日曜日、頼まれていた新聞を届ける目的で16時に待ち合わせ、その場で「この後夕食を一緒にどう?」と話が出た時に、「それなら家族を気にせずに出たいから、一度帰って夕食作ってきます」と伝え、帰り、慌てて料理し、その後改めて郷保さんのポルシェでピックアップしてもらった。
うれしい提案に、(媚びるようにして)すぐさま乗るのではなく、そのように主張できる関係が我ながら良いなと思っていた。また守男さんは、私が「お母さん業」を大切にすることを歓迎してくれた。
※同時に、フランスだったら、当たり前に夫や息子が夕食を作るだろうとも思ったけど(我が夫は料理は得意で、息子二人が小さい頃は土日のすべての食事を作ってくれていたけど、やらなくなった)、仕事ではなく遊びだから、そこは自分のためにも保守的に。
独身の時に、南フランスの友達の家に3週間いた時に、いろいろなフランス人と話したけど、ある時、地方テレビ局の年配女性から、「日本女性で、目をカットする手術を受ける人がいると聞いたけど本当?」と聞かれた。
何だろう?と思ったら、一重まぶたから二重への整形手術のことだった。「日本人の、アーモンド型の目の形だけでも美しいのに、もったいない」みたいに言われた。
とまあ、思うことはいろいろあるけど、
私は守男さん以外からも言われる、「フランス女っぽい」を、良い面だけ大切にします(笑)