しだれ梅(たぶん)の写真は昨日の午前中の撮影。
この花に和らげてもらって、ちょっと辛口なことが書きたかったけど、木曜日の夜から初めての坐骨神経痛(たぶん)になっていて、じっくり書けない(笑)
書きたかったことは後日に回して、今日の東京マラソンはおもしろかった。男も女も日本も世界もという感じに見応えがありました(キプチョゲ(優勝)がすごかっただけに、コース(誘導)間違いが申し訳ない)。
印象的だった、レース後の、大迫選手(解説)とのやり取り。
「どうしたらコンスタントに長く活躍できるか」という質問に対し、キプチョゲ選手は、
「長く走り続けるには、プロフェッショナルであること、このスポーツを愛すること、自分がどこから来たのか、どこに行くのかを自覚して、自分を律して毎日走り、インスピレーションを与えること」と回答。
「平和のためにも走りたいと思う」と。
*日刊スポーツの記事参照
なんてセンスと教養のあるコメントだろう、と思った。
キプチョゲ選手(37歳)が人間的にもすぐれた人物であることや修行僧、哲学者のように喩えられることは知っていたけど、さらりとこたえたこのコメントだけでも素敵。
ケニアのキプチョゲ選手が英語でこたえていたので、実際のニュアンスはわからないけれど、
<自分がどこから来たのか、どこに行くのか>
という言葉は、ゴーギャンの絵のタイトルを思い起こさせた。で、調べてみたのが二つ目の画像。
私は名古屋にまだボストン美術館があった時に、でっかい実物を観ました。
もしかしたら、ヨーロッパやアフリカでは有名な文言なのかと思ったけど、ゴーギャンが何かの影響でこのタイトルを付けたわけでもなさそうで(由来があるのかもだけど調べ切れず)、
キプチョゲがふと口にしたコメントが、ゴーギャンの絵のタイトルから触発されたものだとしたら、それはそれでまた素敵だし、キプチョゲと話してみたい!って思いました(笑)
きれいなフォームと勝ち続けるあの強さ(本人が語った通りの「STRONG」)はスゴイと思う。