【12月22日 夜 投稿分】
夜8時頃、駅伝の投稿を明るくした後に、訃報が届いた。
2007年にポプラ社から出した『赤土に咲くダリア』の担当編集者だった芝田さん。
54歳。
ある作家の方の投稿で知り、ショックを受けていたら、芝田さんの奥さんから、芝田さんの携帯を使ってのショートメールが入った。
ガンから復活して、昨年の9月には豊橋にも来てくれたのに。
私はポプラ社時代に見出してもらったが、徳間書店や幻冬舎が長かった人で、数々の有名作家を担当し、直木賞候補作や山本周五郎賞受賞作等々を世に送り出し、ベストセラーや映画化も多数(代表作を挙げるとしたら『血と骨』)。
そんな芝田さんの奥さんからのメール。
作家の知り合いだけでも膨大な方で、奥さんも携帯に登録してある人、すべてにお知らせしているとも思えないので、もしも、生前の芝田さんが、亡くなった時に知らせるリストを作り、その中に私も入れてもらえたとしたらありがたいと思い、25日のお通夜に参列することにした。
🌟26、27日の予定はしっかり行います。
お悔やみの気持ちで、一緒につくった本を改めて。
装丁や文字組みはデザイナーだけど、帯の推薦文など、読者に手にとってもらえるように心を砕いてくれたのは芝田さん。
刊行直後、何十冊も本を出している植島啓司さんが「みんなに愛されてつくられた本だとよくわかる」と言ってくれた言葉がよみがえる。
芝田さん自身の、結果的には遺作となってしまった『共犯者』(カバーが見つからない)
その末尾の担当作品一覧(215冊)の中に、私の本も載っている。
五木寛之さんの隣で(笑)
長い長いキャリアの中で、ポプラ社にいたのは短い期間。その、たった6冊の期間の邂逅を幸運に思う。
間違いなく人生の恩人と呼べる芝田さんのお通夜。
きっと有名作家もたくさんで、私がキョロキョロ楽しむことを喜んでくれる人だから、悲しいけど、彼が褒めてくれた私なりの観察眼で、たくさん感じ取ってきます。
🌟27日のお話会のお問い合わせは、遠慮なくくださいね😊