Love the Moment

日原いずみ

れいわ新選組 やすとみ歩さんとユーゴン

 

【7月15日 facebook 投稿分 インスタは限界文字数ギリギリでした】

 

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☆いつも長いけど、パソコンで書いたので、チョー長いです。

れいわ新選組の安冨(やすとみ)歩さんが豊橋の高師緑地公園に馬のユーゴンくんと来てくださったので演説を聴きに伺いました。
参加したくても来られなかった友達に向けて書きますが、れいわって(山本太郎って)どうなの?とか、安冨さん、イロモノじゃないの?みたいに思っている方(私は彼の存在を知った何年か前は、よく知りもせずにそうだった)にこそ読んでいただきたいです。

まず、私が安冨さんに興味を持ったのは、今回の出馬会見(1年前に市長選に出たのも知っていた)の時のたたずまいから。
はにかむような笑顔に人柄の良さを感じました。
実物を見たい、どんな話をするか聴いてみたい、と予備知識はほとんど持たず、直感で行きました。

結果、素晴らしかった。

これほどまでに、学術的で、感性豊かな、人類や地球へのやさしさと使命感に満ちた演説を聴いたのは初めてだった。
とにかく頭がいい。ご本人が「知識のプロ」とおっしゃったけど、その通りで、深いし広い。
視点が歴史規模や地球規模で、現代の様々な分野の限界について、歴史をひもとき、なぜこうなっているのか、世界はどうなのか、何が問題で未来のためにどうしたらいいのか、ということを、客観的に情緒的に話してくれたように思う。

今の政治家の大半に去ってもらって(余計な議論をゴチャゴチャしている暇はない)、安冨さんと少数でいいんじゃないか?と思うほど(笑)
素晴らしい演説(友達が講義?って書いていたけど、確かにその通りの長さw)を書き切ることは到底無理で、ちっぽけな私では安冨さんの話の2%くらいしか表現できないけど、前々から私自身も書いている通り、
今の社会を変革するのは、政治家よりも思想家や芸術家のような抜本的な「概念崩し」ができる人でないと追いつかないと思っていて、安冨さんの考えや感覚はそんな感じで、革命家だと思った。
そういう人が政治の世界に行ってほしい、ってより、彼みたいな、本当に頭のいい人たちに任せてほしいと切に願う。

ユーゴンくんを連れている理由もよくわかったし、安冨さんが口にした「当選してもしなくてもいいんです」というのもよくわかる。
選挙活動によって、少しでも多くの人にこの世の仕組みを変える必要があることに気づいてほしい、まったくその通り。
☆コメントでご指摘いただいたので補足すると、当選してもしなくても、安冨さんの思うところは変わらず、研究活動を続けていく、とのことで、つまり、とにかくこの世を変えたい、変える必要があることを伝え続けたい、というのが根本にあるのだと感じました。
個人的な気持ちを追記すると、私も人から「投稿よりも小説を書け」と言われることがあるけど、私がやりたいことは形は問わず「伝えたい」ということで、その意味で安冨さんへの深い共感がありました。
(さらに詳しく知りたい方はコメント欄をご覧ください)

 

以下、印象的だったこと。
■馬と触れ合うようになってから自分の中に潜んでいたものが明らかになっていった。
■50歳を過ぎてから女性装を始めた(それまではよくわからないイライラを抱えていた)。
■馬は去勢するとイライラする(ユーゴンくんは去勢していない。馬のお世話の若い男性がユーゴンくんについて話した「人が落ち着いていれば馬も落ち着いている」)。
*つまり、自然に生きられないとイライラするから、みんな自然に生きた方がいいと思う。

■富国強兵を原理とする「国民国家」には限界がある。
■システムの九官鳥に腹を立てても仕方がない。
■政治も経済も教育もシステムそのものを変えなければ。
■おかしな教育の前に、すべての子どもがご飯を食べられるようにしたい。

教育への疑問は私も繰り返し書いている通り。
■生きる力を損なうような現況、システムを根本から変えることをせずしてその中で「生きる力」を養おうとしても無理がある。

ちなみに、安冨さんは京都大学経済学部出身。
現在は東京大学東洋文化研究所教授。

私自身もそうなんだけど、学歴社会に物申したいから学歴付けたところがあった(学歴もないくせにと批判するやつらの口を封じるために)。

東京大学批判も出つつ、安冨さんに政治活動をすることをゆるしている東京大学は懐が深いとも思った。
(私は東大出身の親しい人が多くて、上は70代だけど、みんな頭がいいだけじゃなくて抜群におもしろく、早稲田の仲間もそうなので、学歴ある人間がダメという話ではない)

ちょっと、散漫な書き方になるけど、
私は今日、この演説に出かける前に夕食の支度を途中までしておいて、
次男には「今から選挙の演説を聴いてくる。東京の人が馬と一緒に来るんだよ」と伝え(私が変わった場所に出かけることが多いので、返事だけ)、夫には「私を放っておいてくれてありがとう!」と言って出てきた(長男はバイト)。

もっと長くいたかったけど(安冨さんたちの到着が遅れ開始が遅くなり(←想定通り))、まずは我が子にメシを食べさせなければと途中で抜けて、慌てて夕食を仕上げながら長男に演説の素晴らしさを話し、長男は同時に高校生外交官の面接試験で知り合った長野のマイケル(あだ名)とLINEをしていて、東大を受験予定のマイケルと(お互い希望大学に進学して)東京で会おうな!と語ったタイミングだったので、
「行きたいところを目指せばいいけど、それがダメだったからと言ってまったく気にするな!どんな道でもクリエイティブに生きていけるベース(心根や人生の基盤)はキミたちにしっかり備えて(授けて)きたから」と話した。

まとめきれないですね(笑)
直接お礼もお伝えしたけど、今日の素晴らしい場をつくってくださった主催者の方やボランティアの方々、ありがとうございました。

安冨さんのツイッターに出ていた今日の映像です。
長い長い演説だけど、断片を切り取って見たとしてもいいことを言ってるので、少しでも(声のトーンに触れるだけでも人柄や知性がわかるので)、ご覧ください。

 

twitter.com

 

<ブログ用追記> 選挙の話題には「いいね」が付きにくい中、大勢の方の反響をいただきました。

みんな、日本や世界が心配なんだと思います。

安冨さんの演説を聴くと、日本の大多数の政治家が、いかにシステムという狭い枠組みの中でしかものを考えられずにいるかがわかります。

そんな、旧来型の政治、経済、教育を継続維持していくようなことを続けていては、日本も世界もダメになると思う。

簡単ではないけれど、世の中が変わってほしいし、私にできることとして、自己肯定感の講座など教育に関わっています。 安冨さんもダメ出しする日本の教育にお子さんが翻弄されないために、まずはお母さん自身が自分の感覚に自信を持っていただきたい(そのためのお手伝い)です。

 

安冨さんのHPより。 

 

anmintei.net