写真を載せるには恥ずかしいイマイチな焼き色ですが・・・(笑)
(夫や長男が映える焼き色になるのは、油の量の違い。ついつい控えてしまう)
中2の次男は反抗期で、時々私に腹を立てて、わかりやすく口を聞かなくなる。
長男の時は口を聞かなくなるというよりは、明らかに不機嫌になり、いっぱい八つ当たりをされたし、いっぱいひどい言葉を浴びせられた。
いちいち真に受けない方がいい、というのは、落ち着いている時の長男に聞くと、暴言や発言を覚えていなかったことも多々あり、反抗期は簡単に言えば、ホルモンに支配されている状態で、本人も衝動的に何を口にしたのかわからない程度の、その場の小さな爆発に過ぎないのだなと思ったから。
で、この3日ほど口を聞かない次男だけど、おもしろいことに、ちょっとずつゼロから1になり、3になり、という感じに口を開くようにもなっていて(笑)、今日は部活がなくて早く帰ってきた次男に向けて、私が手抜きできて次男が好きな夕食にしようと思い、「麻婆豆腐とカレーとハヤシ、どれがいい?」と聞いた。
*いちおう弁解しておくと、麻婆豆腐の場合、市販のタレ以外に挽肉を足し、味噌やオイスターソースで味付けします。ネギもたっぷり!豆腐もアツミに売っている辻豆腐さんの、愛知県産大豆を使った美味しい豆腐です。
そしたら、何も答えない。
「麻婆豆腐がいい人?」「カレーがいい人?」と、反射的に手を挙げるわけはないけど、「うん」くらい言うかと思えば言わない・・・しかし、笑いがこらえ切れず、少し顔がゆるんでいる(笑)
「じゃあ、何がいい?」
って聞いたら、予想はしていたけど、次男がポツリと言いました。
「餃子」
餃子・・・餃子は肉も野菜もいっぺんにとれるし(我が家の定番餃子は、アツミの豚挽肉、水切りした上記の豆腐、キャベツ、ニンジン(スライサーで千切りにした後みじん切り)は必ず入れて(ニンジンは義母~夫の味)、ネギやニラなど青味や白菜等適当に足す(小松菜やほうれん草を入れると次男がてきめんに不機嫌になる)。そこにしょうがのすりおろしとニンニクのみじん切り、塩コショウ、しょうゆ、ごま油、片栗粉など投入)、
美味しいのはわかっているけれど、餃子好きの男3人と私の分で、毎回100個は包まなくちゃならないので、余裕のある時じゃないと作りたくない。
過去には兄弟が毎週食べたくて、その時は包むのを手伝ってくれていたけど、今はバイトやら部活やら忙しくて私の孤独な作業となります・・・(笑)
*もっとさかのぼると、餃子は夫の土日の料理の定番で、全部作ってくれていた期間も長かったけどね。
そんなわけで、夕方買い物に行って簡単に済まそうと思っていた日に「餃子」は、重くのしかかったが(笑)、これは母子の関係改善のためにがんばろうと思った。
*そんなわけで出かけたスーパーアツミの屋上で撮った写真がひとつ前のものでした。
こういう時のコツは、自分が反抗期の子どものためにがんばったとしても、決して恩を売らないこと。
「お母さん、むーくんのためにがんばったよ~~」
と言いたいのをこらえて、黙って差し出す(笑)
反応や感謝を求めない(笑)
なんつーか、反抗期を乗り切るコツは、暗黙のうちの貸し借りだと思う。
無償の愛を捧げ続けて、それなのにひどい態度を取られるのはツライけど、ある程度ドライに貸し借りのうちの、子どもへの貸しみたいなものを重ねていくと、子どももそのうちありがたみを感じたり、申し訳なさを感じたりする。・・・はず!(笑)
非言語のコミュニケーションです。
お弁当作りなどにも応用できるけど(我が家の場合はその点は長男に関しては自分で作りたがるのでできないけど)、美味しいものは言葉はなくても愛情やメッセージとなる。
その証拠のように、次男が一皿ペロリと平らげ、さらにおかわりもし、満足そうに自分の部屋へ上がっていった。
それでいい。
そのうち会話は戻るだろうし、毎週土曜の夜に、クラブチームのバスケに参加するようになり、送り迎えが必要なので、その貸し(彼にとって借り)も、反抗期のタイミングにはとっても効果的だと思っています。
いつか抜け出すという好例を長男で見ているし(次男も長男の反抗期に迷惑を受けた分、中学時代は好き勝手していいと思っている)、長男の時に次男が私の味方になってくれたように、今は長男が私の味方なので、なんとか楽しく乗り切るよ😉
まあ、兄弟とも、私の中学時代よりはマシなので(笑)