Love the Moment

日原いずみ

東京事変『緑酒』から派生して感じるいろいろ



東京事変 - 緑酒 - YouTube


🌟今回はたくさんの動画や記事を添付するので、私の地の文章をざーっと読んでいただいてから、興味を持ってもらえるリンク先をご覧いただければと思います。
(もちろん、じっくり読める方はその都度開いてください)

東京事変の新しいアルバムリリースに合わせてのテレビ出演やらYouTube発信などをそこそこキャッチして、やはり、東京事変って、椎名林檎ってスゴイな!!という思いを深めていた。

その中の一曲、『緑酒』

youtu.be

 

美しい日本の風景や和服やお料理とともに、日本のこと、民衆のことを鼓舞するような力強い歌詞や繊細かつ迫力ある歌声や演奏にグッと来た。
テレビ東京系『WBSワールドビジネスサテライト』エンディングテーマ曲 とのことで、なるほど社会性を感じる内容。
歌詞の中の、「日本の衆」「列国」「自由」「貴様」「服従層」「支配層」「尊厳」などのワードだけでも、ネットのバッシングが気になってしまったが、私が勝手に恐れたほどのことにはなってなさそうだった。

(それよりも、コロナ禍で鬱屈とした思いを抱えている方々へのメッセージソング的に響き、涙し、共感するようなコメントが多い)

というのも、椎名林檎は、2014年にリリースした『NIPPON』(ワールドカップの年のNHKサッカーテーマソングとしての依頼)の時に、歌詞が右翼的だなどと、かなりバッシングされた。私は当時、その批判が不思議で(ネトウヨという言葉が聞かれ出した頃)、当の椎名林檎トーク番組に出た時に、「読解力のない方々が言うこと」と切り捨てていた様子が痛快だった。

その『NIPPON』よりも挑発的に私には感じられた歌詞の『緑酒』が、『NIPPON』の時ほど物議を醸していない様子に、椎名林檎は叩かれることを引き寄せない次元に上昇したのだと感じた。この7年の間にスケールアップした椎名林檎(今回の発売の名義は東京事変だけど)の歩みに、勝手に感慨深いものを感じたので、こうして書いてまとめています。*書きたいことが多過ぎてまとまりはないです。


音楽やアートとスポーツや政治の融合というのはよくあって、わかりやすいのが上記のような大会に合わせたテーマソング、オリンピックの開会式の演出などもスポーツ、音楽(芸術、アーティスト)、政治家が絡んだりする。

リオ五輪の頃は、4年後の東京オリンピックの演出が楽しみだった。
私は東京五輪の招致には強く反対だった。復興五輪という聞こえのいい言葉や、原発事故や放射能の問題を「アンダーコントロール」という明らかな嘘(東京の7、8月は過ごしやすい気候だとかも含めて)で塗り固め、国内の心配や課題を追いやって華やかさに逃げるようで賛成できなかった。しかし、東京でやると決まったのならば、成功させてほしいと思った。

リオ五輪や、パラリンピックの閉会式での東京五輪(パラ)への引き継ぎ式の演出に椎名林檎も参加していて、素晴らしいものだったので(パラの方が私には印象的だった)、東京五輪に向けても演出チームに椎名林檎が加わっていることが楽しみだった。

ところが、延期となった後、そのチームは解散。
野村萬斎さん等、いいメンバーだったのにもったいないと思った。

明るみにはなってないけれど、ひどいなあと感じる経緯が多少わかる記事。

www.fashionsnap.com



今年になってから、その演出チームの代表であった(解散後も残っていた)佐々木氏も不適切発言から辞職・・・

コロナの影響や政治家たちのマイナスイメージも積み重なり、華々しいはずの東京オリンピックの印象がどんどん低下していく時に、離れていった聖火ランナー予定のタレントも続々といたし、椎名林檎も、どこかで見切りをつけていた気がする。

 
さかのぼると、冬季の長野オリンピックの時の開会式の浅利慶太さんの演出は私は不満だった。その時の私は20代で、フランスから帰国した現代美術作家の仕事を手伝い、展覧会の企画も立てていたので、演出にとても興味があった。ところが(私にとっては「ところが」)、日本から世界に発信する機会に、例えば森山良子が歌ったことも(森山良子自体の評価ではなく)なぜ?だった。御柱祭の男衆や巫女のイメージの伊藤みどりも含めて、なんだか地味~な印象に感じ、切実に、例えば安室ちゃんを出してほしいと思った。もっと、若さや女性をアピールしたらいいのに、と、もちろん常々は年齢じゃない性別じゃないとは思うけれど、伝統的だとしても、古臭い日本という印象に思えて残念だった。

なので、東京オリンピックの演出は、例えばチームラボに任せて欲しいとリオの頃は思ったし、そもそも、そういう演出に関わる人材の選出や金の回り方も不透明な中で、椎名林檎の選出はうれしかった。同時に、椎名林檎が政府寄りになっていくとしたら、それはそれでつまらないな、とも思っていた。

ここでもう一つ例を出すと、東京オリンピックの記録映画は、河瀨直美監督に任されている。カンヌ国際映画祭の受賞監督である河瀨さんが張り切っている様子は元々彼女のfacebookを追っているので見ていた。依頼されたからには疑問を振り切ってでも任務を全うしたい気持ちはわかるけれど、違和感もある。

同じくパルムドールを獲得している是枝監督とは対照的だなあと感じていた。

是枝監督がカンヌで受賞した頃印象的だったことを、当時の新聞記事からまとめると・・・

<是枝監督は、林文部科学相が対面して祝意を伝えたい意向を国会で示したことに対し、「公権力とは距離を保つ」として祝意を辞退する考えを自身のサイトで明らかにした。

 是枝監督は「『祝意』に関して」とする文章をサイトに掲載。受賞を顕彰したいとする団体や自治体からの申し出を全て断っていると明記し、「映画がかつて、『国益』や『国策』と一体化し、大きな不幸を招いた過去の反省に立つならば、大げさなようですがこのような『平時』においても公権力(それが保守でもリベラルでも)とは潔く距離を保つというのが正しい振る舞いなのではないかと考えています」とした。>

 
全くその通りだと思う。

国の仕事を請け負うと(オリンピック=国とも違うけれど)、国の意向に沿った描き方になるけど、それは一表現者としては抗うべきことに感じる(国の意向に抗うことへの賛成という意味ではなく、抗うことも含めての自由を持つべき)。

公権力との距離、というものを、どうとらえて行うか、椎名林檎はいったんは一緒に行う側になったけれど、そこから外れ、河瀨監督は現在一緒に行っている真っ最中。

そのような数年や経緯があったからこそ、『NIPPON』から『緑酒』への移行に、私は感慨深いものや時代の変化を感じてしまうのだ。


椎名林檎の作詞は、本人が曲が先と言っていて、曲のリズムに合わせて古文のような言葉にもなる場合もあるそうで、私たちリスナーが勝手に想像してしまうような、「してやったり感」は、実のところ本人にはあまりないと思う。

なので、『NIPPON』でのバッシングや『緑酒』の共感も、本人の想定を超えたところでの場外乱闘みたいなものだと思うけど、一つの基準としての「国家」の漠然としたラインより『NIPPON』は下にあったけど、『緑酒』は上にあるように感じる。

それは、国の側に立つか、民の側に立つか(本来国と民は分かれておらず、対等だと思っているけど)、みたいな視点の違い(椎名林檎本人のプライベートな思想ではなくて、その曲をつくる時のアーティスト椎名林檎による演技や演出込みの思想)。

『緑酒』はそのくらい、民衆の側の歌だと思う。
「自由」をとても尊重している。


歌詞の一部

<自由よ いいように 搾取されないで 安く売らないで

終始 貴様は 誇り高くあって頼むよ>


緊急事態宣言で、飲食店の酒の提供を禁止した国のやり方は、禁酒法を連想させ、だからこそ、この歌に出てくる「自由」や「乾杯」は目指すべき歓喜にすら聴こえてくる。

 

<乾杯日本の衆 いつか本当の味を

知って酔いたいから 樹立しよう

簡素な真人間に 救いある新型社会

次世代へ ただ真っ当に生きろと 言い放てる時 

遂に祝う その一口ぞ 青々と

自由たる香 さぞ染み入る事だろう

伝う汗と涙が 報われて欲しい 皆の衆>

ちょうど長男が、お酒が許される20歳になる学年で、今はオンライン授業や、仲間とのバカ騒ぎも許されず、ガラスケースの中に閉じ込められているような青春に感じるので、まさに「本当の味」を、酒に関しても大学や仲間に関しても、しっかりと味わえる、祝える、染み入る、報われる時が来てほしい。

*書いていて思い出したけど、林檎ちゃんの息子もうちの長男と同じ年なので、似たような思いや境遇の中に親子であるのかもしれない(歌詞への反映という意味ではなく)。

 

そのようなさまざまな思いを想起させる『緑酒』で、圧倒的な歌を、慎ましく力強く歌い上げる椎名林檎に、品格を感じます。

 

以下は、記事のご紹介。

🌟椎名林檎本人へのFIGAROのインタビュー記事(この記事を読む前に上記を書いてありました)。うなずく部分多々。

madamefigaro.jp



🌟『緑酒』の分析はたくさん出ているけど、その中でまあまあ自分に近かったもの。
(林檎ちゃんに限らず作者本人は音に合わせて歌詞を乗せている場合が多く、そこまで深い狙いは意外にもなかったりするので、分析は本来は好きではないです)

 

somedaytsuka.com

 


🌟『緑酒』や東京事変とは関係ないけど、宇野常寛さんが書いた東京オリンピックについて。私がここまで書いてきた内容にも重なると感じるのでご紹介。

 

note.com


🌟『緑酒』のミュージックビデオの監督は、椎名林檎の二人目の夫の児玉裕一

児玉さんは私が大好きな藤井風の『帰ろう』でも素晴らしい映像を仕上げているけど、椎名林檎の作品で言うのなら『長く短い祭』も大好きで、この対談で言いたいこと、すごくわかるなあ~~って思っていた。
公私のパートナーと、自分の世界観や美意識を妥協せずにつくり上げる醍醐味は、体験としてちょっとはわかるので、素敵です。

2019年の記事。

 

www.billboard-japan.com

 

私は、東京事変の『閃光少女』は人生最高ソングくらいに思っています。

『緑酒』のように社会性を感じる作品としては『ありあまる富』も素晴らしい。

革命と官能を同時に感じる椎名林檎の世界観、狂おしいのではなく、狂おしさを演じている彼女の余裕や遊び心をリスペクトします。

そうそう、『緑酒』の英語タイトルは「Awakening」だそうで、意味は、目覚め、覚醒、気づくこと とあります。そこにもメッセージを感じますね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「虹のような日々」

 

前の投稿の続きになるけど、

次男の中学時代のバスケ部の仲間に久々に会って(みんな見事に変化、成長!!)、2年前の今頃は、中3だった彼らの最後の夏の大会の応援に奔走していたなあと思い出した。

 

ちょうど(私の)友達が無観客開催の中学の夏の大会について触れていて、大会そのものがなかった昨年は本当にかわいそうで、その前の年に、めいっぱい応援できたことを貴重に、幸せに感じた。

 

その頃に書いたエッセイを思い出し、掲載します。

これは、『ヒカリめがね 第4号』用に書いたけれど、その後、編集長の希望で全く違うテーマで書き直したため、保留となっていた内容です。

 

いい内容だと思うので(笑)、どう出そうかな、って思っていたけれど、同じシーズンの今、あの頃の彼ら、あの頃と今の違いが沁みる今、お届けします。

 

 <2019年7月30日撮影の虹と当時書いた文章>

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 次男とバスケ部の友達二人を後部座席に乗せた帰り道、市の総合体育館の駐車場を出て前方を見たら、大きな大きな虹がかかっていた。

「見て見て、虹!!」

「わー、ほんとだ!!」

 クールな次男は無言だったけど、フレンドリーな男子二人が歓声を上げた。

 私は久しぶりに見た「わかりやすい虹」に誰よりも興奮し、車を停めて撮影をした。

「その写真、欲しい!お母さんのLINEに送って!」

「オレも!」

 車内は盛り上がる。

 その日は東三(東三河)大会の初日で、豊橋市の大会で優勝した次男たちバスケ部は、東三大会でも1、2回戦を勝ち、翌日は準決勝、決勝というタイミングだった。

 中学最後の夏の大会。

「この虹、縁起いいねえ~ 明日もきっと勝てるよ!」と励ました後ですぐに、

「あ、今日勝ったチームは今帰ってるから、同じ虹を見てるか~」と、みんなで笑った。

 虹は思った以上に大きくて、端と端の間を車でくぐれるかと思ったけど、そんなことはなく、虹を追いかけるようにして私たちは家に向かった。

 想像よりは長く七色のアーチを描き続けていたけれど、やがて消えていった。

 次男がいつも部活に一緒に行き、一緒に練習し、部活がない日も一緒に遊んでいるような親友くんたちと車内から眺めた虹の光景を、私は一生忘れないだろうと思った。

 翌日、バスケ部は接戦を勝ち抜き優勝した。県大会へ進めたが、惜しくも初戦で敗退し、彼らの部活は終わった。

 

 子どもが属するチームを夢中になって応援した体験は2度目だった。

 1度目は長男が小学生の時に入っていたソフトボールのチーム。

 9人に満たないために友達から誘われ、温かく指導してもらえて、当時運動音痴だった長男が初めて選手になる喜びを味わえたチームだった。

 スライディングを華麗に決めるチームメイトもいる中、長男はベースからベースへの進み方が「だるまさんが転んだ」みたいに一人だけ競技が違うように感じられる時があり、それでも大人も子どもも笑顔で応援し合った。一試合の中で子どもたちの成長がハッキリとわかるような時もあった。

 身体が小さい次男はバスケ部でスタメンではなく、点差が開くと出してもらえるようなサブだったけど、強いチームでずっと楽しく部活に参加し、その姿を見るのがうれしかった。

 

『ヒカリめがね』創刊号の時、中2と小5だった我が息子たちは、現在高3と中3のダブル受験生。いろいろな思い出をたくさんもたらしてくれて、まだまだ成長の途上にある。

 あの頃できなかったことがアッサリできるようになったり、あの頃のような屈託のない笑顔を向けることは減ったり、かと思えば新しい考えも感性も関係もどんどん更新されていく。

 久しぶりに虹を見て、子育てや人生の一場面と重なるような気がした。

 子育ても人生も、虹のように美しい瞬間、輝かしい夢のような感動を与えてくれて、しかし、その都度のことは消えていく。同時にその体験から得たことや記憶は続いていく。

 時々息子たちの過去の映像を頭に思い描いて思う、「あの頃の彼らには会えないんだな」と。

 ぐんぐん成長していく息子たちは眩しくて頼もしくて、ちょっとだけ寂しい。

 虹の感動と高揚感と消えていく時の寂しさや切なさにも通じる。

 自分の人生を振り返って「あの頃は良かった」「あの頃に戻りたい」と思うことは一度もなく、前ばかり見て歩んできたし、常に今がいちばん幸せだと思いながら過ごしてきた。

 子どもの成長も、常に今がいちばん幸せだけれど、確実に巣立ちの時が近づいている。

 

 私のこの感情もきっと、虹のようにやがて消えていくだろう。

 ぶっつけ本番の一度きりの人生を歩みながら、子育てに限らず初めて出会う場面や感情によろこび、悲しみ、とまどい、涙しつつ、それそのものに出会えることを幸せに思う。

 

 願わくは、虹のように美しい人生を。

 地球や宇宙の恵みに感謝しつつ、心や魂を磨き続け、美しい何かや夢をつくり出せる、もたらすことのできる人を、親子それぞれ目指していきたい。

 

 

************

 上記は、ダブル受験生だった息子たちの巣立ちを想像して書いた文章。

 その後長男は大学に入学し、静岡で一人暮らしを始めた。

 次男は進学校で勉強をがんばりつつ、バスケも続けている。

 コロナで変化してしまった社会、世界。

 久しぶりに会った仲間の変化した姿と変わらない笑顔・・・

 

 2年前のブログより、虹の日の試合の様子(動画をスクリーンショットした画像)。ドリブルしているのは次男。 

 

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1回戦で負けてしまった県大会後の写真(業者によるもので、のちにまんまと写真購入(笑)これは私のために買ったキーホルダー。思い出をとどめたいくらいに、あの夏、熱狂させてくれた選手たち)。*次男は、前列一番右(ナンバー11)です。

説明がありません



予定外の今日の朝ごはん(笑)

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昨夜、買い出しに行った時に、ある友達が私に買ってきてくれたパウンドケーキ💕

説明がありません

 

みんな、虹のように美しい思い出と、久々の訪問、ありがとう!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次男の友達

 
【7月9日 投稿分】
 
次男の中学時代の友達が、ひっさびさに我が家へ。中学時代は頻繁に集っていたバスケ部仲間と野球部くんも。二人が同じ高校以外は、みんなバラバラ。
マスクで気をつかう姿が切なくて、外していいよ、と。
学校でずっとマスクしている彼らが、気をつける気持ちは重々伝わってきたから、解放されてほしい。
みんな、背も厚みも増して、成長がうれしい。
私にも素直に話をしてくれるから、うれしい。
カタブツの夫だけど、自分自身も高校時代に家に仲間が集まり、さらにその仲間と今も集うので(去年や今年は控えてるけど)、友達に寛容。
私が今、同年代に会う時は、年取ったな〜とか若々しいなあ〜とかそういう感想を持つけど、ひたすらピークや開花に向かい、登っている最中の彼らを見るのは清々しい✨✨
不自由な現況だけど、笑って励まし合って、乗り切って欲しいな‼️
靴の画像のようです
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

10月予定の講座のこと

 

1人以上、立っている人、座っている人、室内の画像のようです

 

10月に、昨年に引き続き、豊橋市内で長男と親子トークをすることになっていて、教育委員会の担当の方から、タイトル決めの連絡が来ました。
長男と相談して決めていくけど、ここに投げかけるのもいいかな、って思って今(笑)
希望調査じゃないです。こういうイメージだよって報告☺
広報の掲載が上限30文字なため、その中に講師名や内容を込めなければならず、自分のことを作家と名乗りたくないけど、どういう人なのかっての込みで入れてます。
①作家日原いずみ親子によるトーク「自己肯定感、反抗期について」
②作家日原いずみ親子トーク「自分で考え、自分で行動できる子に」
③作家日原いずみ親子トーク「負けないメンタルのつくり方」
「メンタル」調べたけど、「負けない心のつくり方」かな~
現在はどうしても、コロナのために落ち込んでいる親子も多いし、長男自身も大学にモヤモヤしてるし、世の中おかしいし、そういう気持ちを少しでも吹っ飛ばせるような内容にしたいと思っています。
こういう場で私の首の傷跡もネタになります(笑)
マイナスをプラスに変えて生きてきました。
昨年は会場の人数制限のため、facebookでお知らせする前に満席になってしまいました。今年は担当さんの熱意もあって、200人の小ホールでの開催です(笑)
感染対策で上限100な感じかな。 
*念のため書いておくと、規模が大きくなってもギャラは変わらず少額のご奉仕です(笑)
参加して良かったと思ってもらえる場を目指します。
🌟写真は、1月の石巻地区市民館での私一人での講座。
ずっと載せたかったけど、今になりました。
この時は、お父さんの参加も多かったし、体操教室で子どもたちを指導している独身男性もお二人参加でうれしかったです!
 
 
 
 
 
 
 
 
 

市民病院一区切り!


【7月6日 投稿分】

🌟病院の会計待ちの時間に、その時の衝動で書いたのでテンション高めです(笑)
私の偶然やバッタリは、毎度何なんだろう❓と思う(笑)
今日は豊橋市民病院で、首の嚢胞の手術後のエコーでした。問題がなかったので、今日で終了となりました😊
※何回も書いてるけど、その都度心配する方ができるので説明すると、首の先天性の「側頸嚢胞」という良性の嚢胞を3月末に手術して取りました。
次男の産後に腫れたのがきっかけだったので、17年通い続けた市民病院の耳鼻咽喉科
主治医の若い先生に、丁重にお礼を伝えました。
元々は去年の5月に手術予定だったけど、コロナで延期。
その時の先生は、偶然、夫の高校時代の柔道部の先輩で、もしも予定通りに手術だったら、夫とその先生の再会が楽しみだったのに叶わず(笑)
5年くらいお世話になっていた先生の転勤がわかったので、せっかくならその先生に手術を、と踏み切ったのでした。
しかし、結果的には、引き継いでくれた若い先生に執刀していただき、傷は大きくても満足と感謝です。
その辺りの気持ちは、なかなか完成できないnoteにまとめます😊
偶然について書こうと思ったのは、今日の、最後の診察についた看護師さんは、耳鼻咽喉科が長くて、たぶん私がいちばんお会いした看護師さん。
17年分の心境を聞いてもらってきたことに加え、2009年に膠原病の中の成人スティル病で市民病院に緊急入院した時(首もスティル病も10万人に数人ww)、同じ病室に偶然、その看護師さんのお義母さんが入院していて、勤務帰りに彼女が何度か立ち寄ったので、「あら‼️」とお話したのだった。
※ちなみにその時の入院では予知や偶然が炸裂だった。季節外れの巨大な台風も来たし。
なので、最後の今日、「お義母さん、お元気ですか?」と聞いたら、「元気です」と。
私からは、その時のスティル病の主治医が我が家からすぐの場所に開業したから、今は歩いてお世話になってると。
この偶然も何回か書いてるけど、珍しい病気の主治医(当時診断がつかずにあちこちたらい回しされてたどり着いた先生)が、のちに近所に開業が判明した瞬間はかなりウケた😆
看護師さんも毎回替わるのに、最後の日に最も思い出深いその看護師さんと、別の病気の入院時の話ができたのもおもしろかった。
そんなこんなで、円満退職? 寿退社みたいな耳鼻咽喉科卒業。
過去に婦人科卒業の時は空を見上げたけど(それはそれで、20代からの東京女子医大〜島根医科大〜豊橋市民病院)、今日はなんとなく、病院を撮影してみた。
人の流れが途切れたタイミングに。
総合病院にお世話にならずに済む方は幸せだけど、私は総合病院でないと診てもらえない珍しいいろいろでお世話になりました。
お産も入れると市民病院だけで入院5回‼️
慣れたので、待ち時間の穴場も知ってるけど、縁が切れますように\(^o^)/✨✨✨
ありがとうございました‼️
🌟そういえば前回は長い市民病院通いの中で初のコードブルーのアナウンス、今日は初のピアノの調律に居合わせました(ホールに響き渡るまさかの調律は正直うるさかった😁
通り、空、道路の画像のようです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

ポルシェ ~ 緑に包まれて


7月1日、2021年後半の一日目。

高校時代の同級生の真弓ちゃんに会いました。

真弓ちゃんのことは何度かブログにも書かせてもらってきたけど、英語学習スタイリストで、著書も多数。英語のレッスンや、英語教育にまつわる要職など、幅広く活動しています。
facebookで触れると、彼女の本や存在を知っている方々がコメントをくれて、さすがだなあと感じます)

最近のご本として、以前いただいた2冊をご紹介・・・
 

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↑こちらは、長男が静岡に持って行きました☺

↓ディズニーシリーズもたくさん手がけています。

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真弓ちゃん自体が、プリンセスのような雰囲気の女性です。

この日は真弓ちゃんとの久々のお話はもちろん、私の希望で、真弓ちゃんが所有するポルシェに乗せてもらうのが目的でした。
そのために、真弓ちゃんのおうち方面に名鉄名古屋鉄道)に乗って移動・・・

久しぶりに乗った名鉄はガラガラで、車窓からは美しい緑の風景が広がっていました。

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真弓ちゃんは自分で購入したポルシェに乗っていて、そういうことをひけらかす人では決してなく、私が勝手に、すごいなあ~って心から尊敬している。

生まれた家がお金持ちで、とか、ダンナさんが買った高級車に乗る女性はよく見かけるけど、自分の力で高級車を買う女性はなかなか見かけない。

しかも、左ハンドルのミッション!!

私は運転が苦手なので、ミッションで免許証をとったけれど、今では動かし方もわからないし、いつも助手席に乗せてもらいつつ、ポルシェを乗りこなしながらおしゃべりもする、というのは、離れ業や曲芸レベルに感じてしまう(笑)

下に車内のお写真も1枚だけ載せますが、まずは、駅から真弓ちゃんの運転でランチへ・・・

自家製の有機野菜が美味しいイタリアン、「トラットリア・アランチョ」

 

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ディナーも知っている真弓ちゃんからしたら、本来はもっと葉物野菜など充実しているそうだけど、写真よりも実際は、ひとつひとつに、野菜の濃い味や香りが詰まっていました。 

 
その後は、緑が気持ちいい道を颯爽と通り抜けるようにしておうちへ・・・

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お部屋からの景色も緑豊かで、真弓ちゃんは大手出版社とのやり取りも多く、都会の高層マンションに住んでいてもおかしくないのに、彼女が選択したのが、静かで清らかな自然に囲まれた場所であることが精神性の高さを表しているようで、2度目のおうち訪問だったけど、やはり素晴らしいと感じました。

ちなみに真弓ちゃんは携帯電話を持ってないです。
それも、2015年の高校の同窓会で再会した頃からの尊敬ポイントです。

美意識の高い空間で、美意識の高いカップに入った香り高い紅茶を・・・

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このように書くと、気高い女性のようだけど、「エレガント」「高貴」「ゴージャス」という言葉が似合うと同時に「純真無垢」「天真爛漫」という言葉も想起させ、この日もまるで、アルプスの少女ハイジとか、大自然に暮らす少女を連想させるような場面もありました。

本人にも伝えたけど、容姿も所作も言葉遣いも声もきれいだけど、とにかく目(瞳)が澄んでいて美しく、心を表しているようにいつも感じます。

 

とにかく話していて、真弓ちゃんの心根の美しさが伝わってくるので、こちらも凛とするし、清々しい気持ちになる。

私は男女とも、安らぎがベースにある上で刺激を与えてくれる友達が好きで、共感しながら新しい発見をさせてもらえる相手との時間を大切にしています。

 

お互い気取らずに気負わずに腹を割って話しつつ、学びが必ずある。

 

昨年から再会を楽しみにしつつ、私の手術等もあって間が空いてしまったけど、今回私の希望で「真弓ちゃんのポルシェに乗りたい」とお願いしたのでした。

ちょうど新車になったタイミングでもあって、前回乗せてもらった車とはまた別のエレガントでかっこいい、真弓ちゃんにピッタリの車で、真弓ちゃん本人や車の体感が私にとっては上質なアトラクションなのでした。

豊橋にいると、自分から求めないとなかなか刺激に出会えないので、特別な友達に会うことは、意識して得たい大切な時間。
思えばそういう時間を、大学の頃から大切にしてきたと思います。
ハッキリと何かが自分に浸透し、自分を引き上げてくれるような友達との時間。


帰りに撮らせてもらったお部屋の一角。

 

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 この後は私の豊橋の家までポルシェで送ってもらいました。

私が見てもらいたい場所を2ヶ所回り、自宅に着いたら、ちょうど夫が帰ってきて、ふだん封印している夫も見てもらえました(笑)


真弓ちゃんと過ごして2日経った今、私に残っているのは滑らかな運転と真弓ちゃんの笑顔と美声、緑の残像。

雨さえも心地よい、清らかな一日でした。

 

真弓ちゃん、ありがとうね!!(またメールしますww)

 

 

 

 

 

 

大迫選手に痺れた


【6月30日 投稿分】

昨夜のNHK「プロフェッショナル」の大迫くんに痺れた。
「自分で考えて、自分で決める」
「絶望に身を置く」「チャレンジして、失敗して、またチャレンジして失敗して、その繰り返しの先に成功があるんじゃないですか」
随所で涙が出た。
誰でも平等に人生は一回。
生きて死ぬまでの間に、自分自身をどこまで高められるか、どんな景色まで見るかは自分次第。そんなことを思い、ソチ五輪浅田真央ちゃんのリンク上での号泣を見た時みたいに、自分はまだ到達してない、と、結果の大小ではなく、努力について思いました。
大迫くんはインスタやら、妻子発の「大迫裏ちゃんねる」とかも追ってるけど(笑)、生き方、言うこと、実行力、好奇心、ユーモアなど、尊敬です。
写真は、先週木曜日に作ったバナナケーキと、昨夜作ったバナナブレッド(薄力粉と強力粉の違い)。
バナナブレッドは、以前あつみで見つけ、美味しかったオーガニックの全粒粉を再度購入。
つまりは両方、長男に食べさせたくて焼いた。
昨日はドラッグストアで、熟れて半額になっていたバナナを見て思いつき、粉を買いにはしごして。
次男はNG(笑)※ヒットする味覚が狭いので。
長男は、先週車を借りに来て、昨日の夕方返しに来て、今日の早朝に電車でまた静岡へ。
バナナブレッド、最近仲の良いお友達の分も希望したので包みました。
オンライン授業ばかりの大学への不満があり、もちろん仕方ないけど、周りの学生がおとなしい中、意見を求められたらハッキリ表明している。過去にない現況だから、学生たちは不満をしっかり伝えて、大学とともに改善に向かった方がいいと思う。
目立つ長男なので、浮いちゃう中(昔から)、慕ってくれる友達の存在は、本当にありがたい。
大迫くんは、大学1年の時に出場した世界大会で、トップから周回遅れとなり、世界との差を肌で感じたそう。
だから、駅伝でチヤホヤされても「恥ずかしいと思った」と。
大学時代の大迫くんの、スターなのに浮かれなかった、笑わなかった姿も記憶しているので、長男も、異端でいいから、流されずに自分で考えて、広い視点を持っていてほしいです。
気楽にバナナブレッド載せるつもりが、長々失礼しました😊